多様性の時代、結婚したとしても式を挙げないカップルもいる。そんななか、結婚式や3万円~とされているご祝儀について、疑問を持つ人が増えている。岐阜県の40代後半の男性(営業/年収1200万円)もその一人のようだ。
「ご祝儀と言いつつ、結局は結婚式場に還流されるだけです。お祝いするべき本人を通して結婚式場に払ってるだけでしょ。結局のところ、結婚式場が儲かるシステムを作り上げただけで二人の門出を祝うための大義名分にしかなっていません」
と主張した男性だが、自身は結婚式を挙げたそう。だからこそ思うところがあるようだ。(文:天音琴葉)
「ご祝儀が高すぎると言える時代になった」
結婚式を挙げた人のほとんどが、想定していた以上にお金がかかったと言うだろう。結婚式場と詳細を詰めていくうちに、費用がどんどん嵩んでいくものだ。男性もその経験があるらしく、
「最初に提示された見積と最終的な見積は1.5倍もしくは2倍近くの開きが出る場合があり」
「色々省いても相当な金額になってます。足下見た金額設定なので正直言ってぼったくりにしか思ってなかったので交渉を打ち切って中止しようかと思ってました」
と苦い体験を振り返った。男性は結婚式に対して「ぼったくり」と批判しただけに、招待された結婚式でご祝儀を渡したときに抵抗を感じたこともあるようだ。
「お祝いしたいのは事実ですが一方で金額が高すぎなのはめでたい話なので言いにくい、言うと恥ずかしいと言う世間体もあったと思います」
確かに、同僚や友人なら3万円が相場とされてきたご祝儀に、異論を唱える人は以前はほとんどいなかっただろう。しかし時代は変わったと男性は主張する。
「ご祝儀が高すぎると言える時代になったことがすごくいいことだと思います。より、シンプルにお祝いできるスタイルが確立したらいいなぁと思います。お金もあり見栄張れるのであれば、式を挙げる本人達がしっかりお金出せばいいだけのこと」
多様性の時代において結婚に対する考え方が変われば、当然、結婚式やご祝儀の形も変わっていくのだろう。
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