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「エヴァ博」が東京凱旋!初展示物や“名セリフ”カフェも要注目 - 六本木ミュージアムで9/13より開催

2024年09月13日 11:10  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
『エヴァンゲリオン』の「モノ」 と「コト」のコラボレーション史を紐解く「EVANGELIN CROSSING EXPO ―エヴァンゲリオン大博覧会―」(エヴァ博)が、ファンからの熱い要望を受けて、2年ぶりに東京・六本木で凱旋開催。2024年9月13日(金)~10月22日(火)の期間、東京・六本木ミュージアムにて開催される。


1995年に放送されたTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に始まり、興行収入100億円を突破した2021年公開の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』まで、30年近くも愛され続けている『エヴァンゲリオン』シリーズ。その魅力はアニメの枠に収まりきらない。作品同様に革新的かつダイナミックな企業コラボレーションを展開し、人々の関心を集め続けてきた。



凱旋開催となる今回のエヴァ博では、2013年8月に東京・松屋銀座で開催された「エヴァンゲリオン展」の書き下ろしイラストを実物大で再現した【『アヤナミレイ(仮称)』等身大フィギュア】が展示されるほか、槍高3.5M、重さ100㎏の【特大ロンギヌスの槍】、各地のイベントで展示されていた【巨大な初号機】、初号機の武器として知られ、使徒のコアに突き刺さる迫力のシーンを再現した【プログレッシブナイフ】など、2年前の渋谷会場では見ることができなかった巨大展示物が追加展示されるなど、約4,000点を超えるエヴァプロダクトが六本木ミュージアムに集結する。



開催に先立って開催されたプレス内覧会では、本展における特別協力のグラウンドワークス 代表の神村靖宏さんとエヴァンゲリオンの公式情報サイト「エヴァ・インフォメーション」の公式レポータ―である野呂陽菜さんによるギャラリートークを実施。ここでは、六本木会場の展示物の一部を紹介する。


原画やセル画といったアニメーションの制作資料ではなく、エヴァンゲリオンの周辺グッズなどを集めた「エヴァ博」について、「アニメのタイトルをつけた展示会としては珍しい」という神村さん。1995年のテレビ放送から約30年近い時間を積み重ねる中で、様々な商品化や企業コラボ、まちおこしイベントなどに活用されてきた歴史をあらためて振り返っていく。



会場に入ると、まずは東京初展示となる巨大展示物がお出迎え。続く、フィギュアやプラモデル、プライズなどの立体物を展示するエリアでは、一番最初に発売されたプラモデルと最新のものを比較できるなど、30年の進化を実感することができる。


メインとなるエリアは、「エヴァレーシング」やパチンコ台の展示のほか、「キュレーションランウェイ」として、珍しいものやひねりの効いたアイテムが集められており、さらに、天井を含めた空間全体がエヴァンゲリオン一色で装飾されているなど、非常に壮観なエリアとなっている


このエリアにおいて、神村さんが特に見てほしいというのが、「山下いくとさんによるオブジェ」。最初の劇場版LD-BOXのブックレットの表紙デザインだが、イラストを発注したにも関わらず、届いたものが立体物のオブジェだったという。このオブジェについて神村さんは「キャラクターを使わずにキャラクターを表現した大発明。色だけでエヴァンゲリオンがイメージできるという発想の転換だった」と絶賛。特にエヴァンゲリオンは、色だけではなく、太い明朝体の文字だけ、セリフだけでも作品が表現できる情報の多さ、切り口の多彩さが魅力のひとつになっているという。


その意味では、「エヴァレーシング」におけるレースクイーンのコスチュームも、カラーリングだけでキャラクターを表現している一例。かつて「エヴァレーシング」でレースクイーンとして活躍した野呂さんは、神村さんに当時、「あなたたちはコスプレイヤーではないんだよ」と言われたというエピソードを披露した。


キュレーションランウェイを抜けると、トイ・ライフスタイル関連のアイテムを展示。こちらでも工具類などが色だけで表現されるなど、エヴァンゲリオンの奥深さを感じさせる。


ファッション関連のアイテムは、エヴァンゲリオンをテーマとして、アパレルを中心に活動してる公式ブランド「RADIO EVA」のラインナップを中心に展示されている。


さらに、他作品とのコラボやまちおこしイベントなどの地域コラボなども、これまでに積み重ねられてきた歴史を感じさせる。


そして、企業コラボとしては、UCCとのコラボである「エヴァ缶」をピックアップ。1997年の映画のころに始まり、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』まで続いた有名なコラボだが、キャラクターの絵が入った飲料が販売されるのは当時では初の試みだったという。


エヴァ博では初展示となる【『アヤナミレイ((仮称)』等身大フィギュア】が設置されたエリアを抜けると物販エリアが広がる。


「物販エリアも含めてエヴァ博」と神村さんが話すとおり、ある意味、集大成とも言えるエリアで、約1,600ものアイテムが販売される。エヴァ博限定、六本木会場限定のアイテムのほか、実際に展示されている展示物を購入することができる。


物販エリアにおいて、特に注目したいのが「公式作画参考用模型 エヴァンゲリオン初号機 頭部モデル」。これはアニメ作画スタッフが作画の参考にするため、庵野秀明監督が自腹で原型師に依頼して量産したもののレプリカで、エヴァンゲリオンにおける商品化第一号のアイテムとなっている。


さらに会場内には、作品の名セリフをテーマにし、そのシーンを再現したスペシャルメニューを味わうことができる【エヴァンゲリオン大博覧会“名セリフ”カフェ】も併設。名セリフをコンセプトにしたコラボカフェはエヴァ博では初となる試みで、会場の外にはカフェキッチンカーも出店する。


カフェキッチンカーでは、ドリンクのほかにチュロスが提供される。


また、期間限定ARコンテンツも体験できるのでこちらも注目しておこう。


○■東京会場開催概要



・会期:9月13日~10月22日

・会場:六本木ミュージアム(東京都港区六本木5丁目6-20)

・時間:10:00~18:00(最終入場は17:30まで)

・チケット:[前売]大人2,000円/中高生1,400円/子ども800円/限定キーホルダー付3,200円[当日]大人2,200円/中高生1,600円/子ども1,000円


(C)カラー(糸井一臣)