2024年09月13日 09:01 ITmedia NEWS
米MicrosoftがXbox部門で約650人をリストラすると、9月12日(現地時間)、米IGNなど複数のメディアが入手したMicrosoft Gamingのフィル・スペンサーCEOの社内メモに基づいて報じた。
この報道後、数人のリストラ対象者がMicrosoft傘下のLinkedInで求職の投稿をしている。例えばActivision Blizzardでリードアニメーターを務めるディンイー・シュウ氏は「私は650人の1人です。新しい職を探しています」と投稿した。
Microsoftは昨年10月、米Activision Blizzardの買収を完了した。今年1月には、Xbox部門全体の従業員の約8%に当たる1900人を解雇している。
メディアが入手したメモでスペンサー氏は、この決定では「ゲーム、デバイス、体験がキャンセルされることはない」ことと、新たにゲームスタジオを閉鎖はしないことを明言した。
リストラの理由を「買収後のチーム構造の調整」と「長期的な成功に向けての事業の組織化」だとしている。
Microsoftの直近の業績発表によると、ゲームの収益は全体的には前年同期比を上回ってはいるが、ほとんどが買収したActivision Blizzardによるもので、Xboxのハードウェアの収益は前年同期比で42%減少している。