パリオリンピックの閉会式で、スカイダイビングを披露し、圧倒的な存在感を見せつけたトム・クルーズ。彼とスタントチームは、無償で出演を引き受けていたことが分かった。
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トムは現地時間8月11日に行われた閉会式で、会場の多目的スタジアム、スタッド・ド・フランスの屋上からワイヤーを使って降下、その後五輪旗を受け取り、パリ市内をバイクで移動、2028年の開催地であるロサンゼルスに飛び、飛行機からスカイダイビングで降り立つスタントを披露した。五輪旗を無事手渡した後は、ハリウッドサインに五輪マークを掲げた。
The Hollywood Reporterによると、現地時間9月10日、2028年ロサンゼルスオリンピックの委員長ケイシー・ワッサーマンが、ロサンゼルスで行われたパネルディスカッション「We Got Next:LA 2028」に登壇し、閉会式のシークエンスにトムが登場した経緯について語ったそう。
ズームでトムとミーティングを行ったワッサーマンは、当初スタントダブルを使うことを提案したが、トムは「引き受けます。でも、全て自分でするのが条件です」と答え、その上彼とチームは皆、無償で引き受けてくれたという。
さらに、ロンドンで『ミッション:インポッシブル8』の撮影をしていたトムは忙しく、ロサンゼルスで行った撮影は、スケジュールの合間を縫って行ったそうだ。
「彼はロンドンで夕方6時に『ミッション:インポッシブル』の撮影を終え、飛行機に乗り、早朝4時にロサンゼルスに付いた。そしてスカイダイビングをするシーンを撮影した。ロサンゼルスでは、2度ジャンプしていたよ。最初のジャンプが気に入らず、もう一度やり直したんだ。そこから、パームデールからハリウッドサインにヘリコプターで移動して1時から5時まで撮影し、またバーバンク空港にヘリコプターで戻って、ロンドンに帰っていった」と驚きのタイトなスケジュールを明かしている。