【写真】会見場で大暴れするゆりやんレトリィバァ
本作は、1980年代にカリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こしたダンプ松本の知られざる物語を描く半自伝ドラマ。主人公のダンプ松本をゆりやん、落ちこぼれとしてスタートしながらスターの階段を駆け上がる長与千種を唐田、同期でも最も運動能力が高く技術に秀でていたライオネス飛鳥を剛力がそれぞれ演じる。
本作以前に、110kgあった体重から数年掛けて45kgの減量をしていたと振り返るゆりやん。「その後、当時のダンプさんの印象に近づけるためにはどうしても体を大きくするということで、最初は『自分にできるかな』とか悩んだ思いもあったんですけど、『こんなありがたいことないし、ぜひやってみたい』という思いで取り組もうと覚悟を決めて40キロ増量した」と減量後の増量に取り組んだ心境を吐露。さらに「で、今は30キロくらいまた減らしました。まだ10キロ残っているじゃないか。ほっとけ！」と現在に至るまでの体重の変化を説明した。
また唐田は「オーディションの時点で長与さんの役は『坊主にならなければいけない』という条件があったんですけれど、自分的にはそんなことよりも“長与千種”という人間に魅力を感じていたので『別にまた髪の毛は生えてくるし』みたいな、そんなことよりは長与さん自身の魅力に惹かれた」と役への強い思い入れを告白。
剛力は撮影で挑戦したジャイアントスイングについて「私は増量だったり体作りみたいなことが皆さんより遅れていたので、実際に回せるかというところで、最初はどうしようかという話になっていた」と明かし、「プロレス技というのはお互いの息が合っていないとできないこともたくさんあるなということを感じていて、あれは（唐田を）回してますけど、すごく唐田ちゃんの思いを受け取れた」と撮影を振り返った。
さらにこの日は、本作の飛躍を祈願した験担ぎとして、ゆりやんによる竹刀打ちを実施。立候補した記者に対してゆりやんが力強い竹刀打ちを行った後、白石総監督も自らの希望でゆりやんの竹刀打ちを受けた。
竹刀打ちの前にはゆりやんは「和彌監督！ 私たちをここに連れてきてくれてありがとうございます！」と叫び、大粒の涙を流す場面も。ゆりやんは報告会の終わり際にも「白石和彌監督がいらっしゃらなかったら私たちはどうなっていたんだ。『極悪女王』に出させてもらっていなかったら我々ってどんな人生を送っていたのか想像できないくらい、この作品は非常に大きなものです」と白石総監督への感謝を伝えていた。
Netflixシリーズ『極悪女王』は、Netflixにて9月19日より全5話一挙配信。
