寛一郎が主演する映画『シサム』より、豪華漫画家12名(ハロルド作石・花沢健吾・平本アキラ・石塚真一・山本英夫・柏木ハルコ・渡邊ダイスケ・弘兼憲史・若杉公徳・大谷アキラ・小畑友紀・鈴ノ木ユウ)が本作のキャラクターを描き下ろした応援イラスト12種が到着。併せて、本イラストを使用したポストカードが入場者プレゼントとして配布されることも決まった。
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本作は、アイヌと和人との歴史を描いた歴史スペクタクル映画。「蝦夷地」と呼ばれた現在の北海道を領有した松前藩が、アイヌとの交易を行っていた史実が基になっている。
主演の寛一郎は、蝦夷地に赴き、異なる文化や風習に触れることで、アイヌの持つ精神や理念に共鳴してゆく武家の若者を演じている。交易の旅に同行する彼の兄を三浦貴大、主人公の復讐(ふくしゅう)相手となる男を和田正人、さらに、坂東龍汰、平野貴大、サヘル・ローズ、古川琴音、富田靖子、緒形直人、要潤などが出演する。
脚本を手掛けたのは尾崎将也。本作では日本語とアイヌ語の台詞を混在させながら、現代社会における不寛容が暴力へとつながってゆくプロセスを丁寧に紡ぎ出している。監督は中尾浩之。北海道の大自然を活かしたダイナミズムな演出によって、作品に重厚なトーンを生み出している。
主人公の高坂孝二郎(寛一郎)は兄、栄之助(三浦貴大)とともにアイヌとの交易で得た品を他藩に売る仕事をしていた。師範の大川(緒形直人)の「松前藩士は蝦夷地に入って一人前だ」という言葉を胸に、交易の旅で初めて蝦夷地に向かう決心をした孝二郎は、兄、そして高坂家の使用人である善助(和田正人)を伴って北の大地に赴く。「兄上が一緒なら心配ない」と自信をのぞかせる孝二郎だったが、ある夜、使用人の善助の不審な行動を見つけた栄之助は、善助に殺害されてしまう…。兄の敵討ちを誓い善助を追って森の奥深くへと向かった孝二郎だったが、追いかけた先ではアイヌの間で和人への反発の動きが高まっていたー。
そんな中、孝二郎は脇腹を刺され負傷してしまう。瀕死の孝二郎を救ってくれたのは、敵であるはずのアイヌの人々だった。孝二郎は、アイヌの人の優しさに触れ、和人とアイヌの間にある深い溝や真実を知ることとなる。和人とアイヌの間で揺れ動く孝二郎。兄を殺され、復讐を誓った若き侍が選んだ道とは-。
この度、豪華漫画家12名が本作のキャラクターを描き下ろした応援イラスト12種が到着。ハロルド作石(『BECK』『ゴリラーマン』)は高坂孝二郎(寛一郎)、花沢健吾(『アイアムアヒーロー』『アンダーニンジャ』)は高坂栄之助(三浦貴大)、平本アキラ(『アゴなしゲンとオレ物語』『監獄学園』)は善助(和田正人)、石塚真一は(『岳』『BLUE GIANT』)はシカヌサシ(坂東龍汰)、山本英夫(『殺し屋1』『ホムンクルス』)はアクノ(平野貴大)、柏木ハルコ(『健康で文化的な最低限度の生活』)はリキアンノ(サヘル・ローズ)、渡邊ダイスケ(『善悪の屑』『外道の歌』)はイカシコトシ(藤本隆宏)、弘兼憲史(『課長島耕作』シリーズ、『黄昏流星群』)はみつ(古川琴音)、若杉公徳(『デトロイト・メタル・シティ』『KAPPEI』)は伊助(山西淳)、大谷アキラ(『正直不動産』)は平助(要潤)、小畑友紀(『僕等がいた』)は高坂まさ(富田靖子)、鈴ノ木ユウ(『コウノドリ』、『竜馬がゆく』)は大川(緒形直人)を描いている。
併せて、本イラストを使用したポストカードを入場者プレゼントとして配布することが決定。絵柄はランダム配布となる。
映画『シサム』は、9月13日より全国公開。
※シサムの「ム」とアクノの「ク」は小文字が正式表記