2024年09月12日 08:01 ITmedia NEWS
米Googleは9月11日(現地時間)、AI活用メモアプリ「NotebookLM」の新機能「Audio Overview」を発表した。「ドキュメントを魅力的な音声ディスカッションに変える」方法で、まずは英語のみだが、日本でも利用できる。
NotebookLMは、PDFやコピーしたテキスト、URLなどの「ソース」をアップロードするとそれらのソースの内容を把握し、それに対する質問に応じてブレーンストーミングのサポートをしてくれる機能。
Audio Overviewは、“2人のAIホスト”がソースに基づくディスカッションを展開することで、概要を聴いて理解できるようにする。AIホストは男女の2人で、時には冗談も交えて数分にわたる会話を行う。
利用するには、NotebookLMの「ノートブックガイド」を開くと右上に「生成」ボタンが表示されるので、これをクリックするだけだ。
生成には数分かかる。その間NotebookLMで他の作業をしていられる。
本稿筆者が試したところ、約7分の会話が生成された。AIホストは意欲的で自然な声で楽しそうに会話し、ポイントをかなりうまくまとめている印象だった。
会話はダウンロードして後で聴くことも可能。再生速度を0.5~2.0倍に変更することもできる。日本語のソースの内容も、英語の会話で解説してくれた。
Googleは、Audio Overviewはまだβ版であり、会話に不正確な部分がある可能性があるのでフィードバックしてほしいとしている。