昔の面接での思い出を時間がたった現在でも覚えている人は多い。大阪府に住む30代前半の女性は、アルバイトの面接で苦い思い出があるよう。(文:真鍋リイサ)
「アルバイトの面接に行って『30分後に合否の結果を連絡します』と伝えられました」
「採用担当◯◯です」とメール←面接で社長であることが発覚
そう言われたものの女性は、「30分ならすぐ伝えられるんじゃないの」と疑問に思ったようだ。たしかに30分後に結果が分かるなら、その場で合否を言うことができただろう。
結局、連絡もなく不合格だった。「連絡します」と言ったにもかかわらず、たった30分前の約束を破られてしまい、「酷い企業でした」と不満をこぼした女性。もしかしたら、この担当者は普段から不合格者へ連絡をしていないのかもしれない。
東京都に住む30代前半の女性も衝撃的な面接を経験したそう。
「オンラインでエントリーしたところ、『採用担当◯◯です』というメールがきて、面接の日程をメールで相談して調整したのですが」
ここまでは普通の流れだ。すると面接に現れたのは社長だった。しかも、
「採用担当の◯◯さんというのが実は社長でした」
と驚いた様子。意図的に社長自ら就活生と連絡を取り合っていた可能性がありそうだ。
鹿児島県に住む30代前半の女性は、「雪で交通機関が止まっている中どうにか面接に行った」というが……
根掘り葉掘り家族について聞かれた挙句、「両親を馬鹿にされた」
交通機関が麻痺している中、何とかたどり着いた面接会場だったが、
「担当の社長はリモート面接だった」
という。社長だけリモートだったとは驚きだ。「それならこちらもリモートで対応してほしかった」と女性が言うように、交通機関が止まっているなら応募者にもリモートにする旨の連絡をしてくれてもよかっただろう。
続いて、埼玉県に住む40代後半の女性は、面接での嫌な思い出が今でも思い出されるそう。
「根掘り葉掘り家族の事を聞かれ、30歳過ぎて両親と同居している私と弟を馬鹿にし、そんな風に育てた両親を馬鹿にされた」
面接で仕事と関係のないプライベートな質問をすることは不適切だが、20年前には少なくなかった。両親まで馬鹿にされ、女性は我慢ならなかっただろう。
「何も言い返せなかった自分を情けなく思った。誰にも相談出来ず、話すことも出来なかった。20年経つが思い出すと今もつらい」
今なら然るべきところに連絡すれば適切な対処をしてもらえるが、当時はそのような制度も整っていなかったのだろう。面接官には、面接での発言が人を傷つけることがあることを肝に銘じてもらいたいものだ。
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