Text by CINRA編集部
曽利文彦監督の映画『八犬伝』のキャラクタービジュアル、キャラクター映像が到着した。
原作は山田風太郎の小説『八犬伝 上・下』。里見家の呪いを解くため、8つの珠に引き寄せられた8人の剣士たちの運命をアクションとVFXで描いた「八犬伝」=「虚」の世界と、物語を生み出した滝沢馬琴の実話「実」の2つのパートが交錯する。10月25日から全国で公開。
「実」パートでは馬琴役を役所広司、葛飾北斎役を内野聖陽、馬琴の息子・宗伯(鎮五郎)役を磯村勇斗、宗伯の妻・お路役を黒木華、馬琴の妻・お百役を寺島しのぶが演じるほか、立川談春、中村獅童、尾上右近も登場。「虚」パートでは八犬伝のすべての始まりとなる伏姫役を土屋太鳳、里見家に呪いをかける玉梓役を栗山千明、八犬士役を渡邊圭祐、鈴木仁、板垣李光人、水上恒司、松岡広大、佳久創、藤岡真威人、上杉柊平が演じるほか、河合優実、塩野瑛久が出演する。
キャラクタービジュアル、キャラクター映像は馬琴、北斎、伏姫、八犬士、玉梓らの姿を切り取ったもの。八犬士キャスト、栗山千明のコメントも到着した。
10月3日にはジャパンプレミアを東京都内で開催。役所広司、内野聖陽らキャスト陣に曽利監督を加えた17人が登壇する予定だ。
【渡邊圭祐(犬塚信乃役)のコメント】
責任感に溢れる彼の真面目さ、目的を果たすのための一途さや純粋さはキャラクターとして非常に魅力的で演じるのが楽しくて仕方がありませんでした。曽利監督がやりたかった『八犬伝』が存分に映画に表現されているように感じました。笑いあり興奮あり涙あり。ぜひ劇場で感じていただけると嬉しいです。
【鈴木仁(犬川荘助役)のコメント】
義の珠を持つ八犬士。信乃のことを慕っていて、八犬士としての使命感を持っています。真っ直ぐに突き進む行動力と忠誠心が魅力だと思うので、是非劇場でご覧ください!
【板垣李光人(犬坂毛野役)のコメント】
毛野はなんといっても、初登場シーンがとても印象的です。雄々しい八犬士の中でも柔と剛を併せ持った彼の魅力を存分に魅せるため、剣術だけではなく舞の稽古も重ねました。そんな姿をぜひ大きなスクリーンでご覧いただけたらと思います。
【水上恒司(犬飼現八役)のコメント】
今作品に出てくるキャラクター達は多くの方々のアイディアと工夫が綿密に施されています。現八も十手を携え、半首(はっぷり)を付けて豪快に登場します。ワイルドな風貌を施し、熱い漢を演じています。お楽しみに!!
【松岡広大(犬村大角役)のコメント】
大角は、義理を重んじる人間だと思います。篤実かつ、正確で精密な動きをする人間です。その行動原理には、何事も『礼』が備わっていると感じます。なかなか体現するのは難しいですし、言うは易しのことをやってのけるのが彼の魅力だと感じています。礼を含んだ殺陣や佇まいを、是非映画館でご覧ください。
【佳久創(犬田小文吾役)のコメント】
八犬士の中でも、とにかく豪快で力持ちで大柄な漢。野性味を出すために歯にも汚れを足しております。荒々しくてとても目立つキャラクターとなりましたので、そこの個性もぜひ注目していただきたいです。殺陣のアクションシーンも要注目です。八犬士たちの活躍を劇場でご覧ください!
【藤岡真威人(犬江親兵衛役)のコメント】
親兵衛は、八犬士の中で最年少ながらも、忠義と正義の心に満ち溢れた剣士です。若さ激る剣技と、玉梓との決戦でも最後まで戦い抜くその姿を、是非楽しみにしていただけると幸いです。
【上杉柊平(犬山道節役)のコメント】
誰よりも野生的な風貌を纏い、豪快な漢です。見た目とは裏腹に優しく、家族想いな一面を持ち、人間味溢れる部分が犬山道節の大きな魅力だと思います。ぜひ劇場でご覧になっていただければと思います。
【栗山千明(玉梓役)のコメント】
人間につけ入り操り、世を翻弄させる玉梓は「絶対悪」。馬琴が悪を具現化した恐ろしくも魅惑的なキャラクターです。是非、悪の魅力を劇場で楽しんでください。