消費税をはじめ市民税、固定資産税など、ありとあらゆるものに対して税金が課されている。そのため、日々の暮らしで税金を意識せざるを得ない人も多いのではないだろうか。その税金の高さに対し怒りの声を上げる人がいる。「税金や社会保険料が高すぎる」と訴えるのは、年収1300万円の50代男性（東京都／IT・通信系）だ。
「累進課税の適用はせめて年収5000万円を超える本当の富裕層からにしてほしい。年収1000万円近辺の、普通の仕事ではプチ成功といえる層に一段落のご褒美もなく、逆にもっとも割を食う世の中では、誰も頑張らなくなる」
と、切実な思いを語る。（文：林加奈）
「手当、補助関係は一切ない。子どもの医療費もすべて払ってきた」
男性の言う通り、一定の収入がある人は奨学金を受けられなかったり、補助金の対象外になったりと何かと不公平感が募る立場になってしまう。
神奈川県の40代男性（IT・通信系／年収1600万円）も
「子ども3人いるが、手当、補助関係は一切ない。子どもの医療費もすべて払ってきた」
と悔しさをにじませる。男性の長女は今年、私立高校に入学したというが、その際にこんな出来事があった。
「私学授業料補助金の申請書は、条件が絶対に合わないから出さないでいたらしつこく督促され、その度に『出してみないとわからないから』と言われていたが無視していた。それでも督促する手紙が学校から届き、仕方なく書留で提出」
学校側は良かれと思って申請書の提出を促していたのだろう。その結果
「予想通り補助金対象外の審査結果。書類書く手間と郵便代とかほんと無駄した」
と、当然の結末に改めて怒りを感じた様子だ。
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