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テンポイノベ、ウエルスアドバイザーは「家賃収益向上で計画上ブレ期待」と

2024年09月09日 10:40  サーチナ

サーチナ

 東京を中心に飲食店向け店舗転貸借事業などを展開するテンポイノベーション <3484> は25年3月期を、前期に続いて投資フェーズと位置付けており、減益を予想している。ただ、ウエルスアドバイザーは9日付リポートで、家賃設定の方針変更による家賃収益の向上は業績予想に織り込まれていないとし、この傾向が続けば計画上ブレの公算は大きいと指摘した。

 レポートでは、保証事業の立ち上げや増員などの一過性の費用発生で今期に限れば大幅な利益率の向上は見込まれないとしつつ、営業利益率は前期の6.8%や前々期の9.3%、第1四半期の7.2%を踏まえれば、会社計画における通期の5.4%は保守的と指摘しているほか、着実に増加している営業人員が来期以降の業績に貢献するという。

 想定株価レンジは1200-1400円(従来予想1400-1600円)としたが、投資判断は「オーバーウエート」(強気)を据え置いた。

 9日は株式市場が全面安の中、テンポイノベの株価は前週末比7円安の920円と続落している。