神木隆之介が主演を務める10月スタートの日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(TBS系/毎週日曜21時)の追加キャストとして、宮本信子の出演が発表された。現代と過去をつなぐ物語のキーパーソンとなる謎の婦人役を演じる。また、神木が本作で一人二役に初挑戦することも発表された。
【写真】神木隆之介が一人二役に初挑戦! 1950年代に生きる主人公・鉄平と、現代・東京に生きるホスト・玲央を演じる
本作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と現代の東京を舞台にした、70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。
『アンナチュラル』(2018年)、『MIU404』(2020年)など数々のヒット作を生んだ、脚本・野木亜紀子×監督・塚原あゆ子×プロデューサー・新井順子が再集結する本作は、戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく。同時に、現代の“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”を描き、過去から現代に通じる希望を見つけだす、時代を超えたヒューマンラブエンターテインメントだ。
主演は民放連続ドラマでの主演は13年ぶり、日曜劇場初主演の神木隆之介。端島の炭鉱員の家で生まれ育った明るくまっすぐな主人公・鉄平を演じる。
このたび、現代の東京で登場する謎の婦人・いづみ役に宮本信子が決定した。ホストの玲央に声をかけ、突然長崎へ連れていくなど謎多き行動で物語をかきまわしていく存在だ。物語が進むにつれて徐々に明かされていくいづみの過去、そしていづみとの出会いによって動き出す、玲央の人生の行方も見どころだ。宮本が日曜劇場に出演するのは、『この世界の片隅に』(2018年)以来6年ぶりとなる。
さらに、神木がドラマで初の一人二役を演じることが決定。神木が主人公・鉄平と共に演じるのは、現代の東京に生きるもう一人の主人公・ホストの玲央。夢も希望もやる気もなく、抜け出せない日々のなかで自分をすり減らしながら生きている青年だ。
高度経済成長期の長崎県・端島で生きる誠実でまっすぐな鉄平と、現代の東京に生きる無気力で刹那的な玲央という正反対の2人。70年にわたる物語のなかで、鉄平と玲央がどう交錯しながら展開するのか注目したい。
なお、神木と宮本は共にNHK連続テレビ小説『どんど晴れ』(2007年)に出演しているが、本格的な共演は初。2人のコンビネーションにも期待が高まる。
日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』は、TBS系にて10月より毎週日曜21時放送。