ST-TCRクラスは序盤から97号車のRacer ホンダカーズ桶川 CIVICがリードするも、レース中盤にガレージインを喫してしまう。代わって僚友の98号車がクラス首位に立つが、こちらも後退を喫したため、430号車エヴァRT初号機 Audi RS3 LMSが制している。
ST-1クラスは今回もシンティアム アップル KTMの1台が参戦。序盤から総合5番手を走行し、ST-XのDENSO LEXUS RC F GT3のストップによりポジションを上げ、クラス1位、総合では4位フィニッシュを飾っている。
ST-3クラスは15号車の岡部自動車Z34が抜け出し、その背後で僚友の16号車岡部自動車Z34とTRACYSPORTS with DELTAのレクサスRC350が接近戦を展開する。しかし、トップ快走中だった15号車は残り2時間30分を切ったとき、東コースのピットロード入口にトラブルからマシンを止めてしまう。これでクラストップに立った16号車がレクサスとの争いを制しクラス優勝を飾った。
ST-4クラスはodula TONE MOTUL ROADSTER RFが初のクラスポールポジションを獲得したものの、レース序盤で後退。レース終盤にはシェイドレーシング GR86とENDLESS GR86がトップ争いを繰り広げ、残り2分の90度コーナーで前に出たENDLESS GR86がレースを制した。
自動車メーカーの開発車両が参戦するST-Qクラスには3台がエントリー。前戦から新投入されたSUBARU HighPerformanceX Future Concept、通称“ハイパフォX”は2戦目を順調に走行し総合19位で完走。GR Team SPiRITのGR Supra Racing Conceptはピットレーンからのスタートを余儀なくされるも、レースでは快走をみせ、ST-Zクラスに食い込む総合9位フィニッシュを達成した。
車両に大幅アップデートを施したTeam HRCのHonda CIVIC TYPE R CNF-Rは、決勝グリッドでバッテリー系トラブルに見舞われフォーメーションラップをスタートできず。ピットでの修復完了後レースに復帰したが、その後もガレージでの作業を余儀なくされ、総合28位となっている。