9月6日、2024年MotoGP第13戦サンマリノGPの初日セッションがイタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われた。LCRホンダ・イデミツの中上貴晶はプラクティスを20番手で終えている。
今大会のホンダ勢は、ステファン・ブラドルがワイルドカード参戦。初日はレプソル・ホンダ・チームのジョアン・ミルが体調不良で出走を見送った。
前戦アラゴンでは決勝レースにおける今季最上位となる11位を獲得し、4戦連続入賞を果たした中上。サンマリノGP走りだしとなる午前のフリー走行1回目では、ミディアム/ソフトのタイヤ選択で挑み、1回目のランで1分33秒046のタイムを出した。
しかし、トップスピードも伸び悩み、2回目、3回目のランでもタイム更新ができず、20番手となった。
午後のプラクティスでは、前半は前後ミディアムタイヤでコースインし、変更したセッティングを確認するように周回を重ねていく。
セッション後半は、ミディアム/ソフトの組み合わせでアタックを実施。最終的に1分32秒208を記録するも、フリー走行1回目と同じく20番手でプラクティスを終えた。
フリー走行1回目よりフィーリングが良くなったようだが、中団が0.1秒以内にで複数台が並ぶなか、19番手のアウグスト・フェルナンデス(レッドブルGASGASテック3)に0.247秒差をつけられており、苦戦を強いられているようだ。
週明けに同地で公式テストが控え、2週間後にはエミリア・ロマーニャGPとして再びミサノ・ワールド・サーキットでのグランプリが予定されている。
ミサノでの数週間の始まりでもあるサンマリノGP。日を追う毎にどのように進歩していくのか期待したい。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(FP1:20番手、プラクティス:20番手)
「今日はマシンのフィーリングをつかむのに苦労しました。コーナーへの進入が一番の問題でした。午後のセッションでは、いくつかの細かい変更でマシンのセットアップを修正しました。その結果、フィーリングは少し良くなりましたが、まだ思うような走りができていません。明日はどうなるか様子を見てみたいと思います」