軽自動車をキャンピングカー仕様にDIYしたカップル、日本一周が楽しそう　衣食住を詰め込んだ暮らしに「充実しすぎやろ……」「まさに日本の原風景」

　軽自動車をDIYしてキャンピングカー仕様に。日本一周をしているカップルが、秋田県を訪れたときのエピソードを動画にまとめて公開しています。動画は記事執筆時点で11万再生を突破、2800件を超える“高評価”が寄せられています。

【画像】軽バンでの暮らし

●中古の軽自動車をキャンピングカー仕様にして、日本一周中

　神戸出身のあかねさんとはやとさんは、軽自動車をキャンピングカー仕様にDIYして、日本一周をしています。

　この日、訪れたのは秋田県仙北市。天然の岩盤浴ができるという玉川温泉にやってきました。

　売店でゴザとバスタオルを購入して遊歩道を進むと、ゴツゴツとした岩の隙間から煙があがり、硫黄の香りも。周りには思い思いに横たわっている人の姿が見えます。

　良さそうな場所を見つけた2人は岩の上にゴザを敷き、横になってバスタオルをかけ、岩盤浴を楽しみます。

　岩盤浴の時間は40分くらいが健康にいいとのこと。起き上がった2人は汗びっしょりです。ここの岩盤浴は、すぐに温泉に入れるのもうれしいところ。さっぱりと汗を流し、車に戻ります。

●雄大な景色を堪能して、名物料理をいただきます

　田沢湖に移動して雄大な景色を堪能（たんのう）したら、軽バンの後ろをフラットにして2人でゴロリ。思わず「あ～」と声がもれます。

　次に向かったのは稲庭。名物の稲庭うどんを頂きます。運ばれてきたうどんはツヤツヤでおいしそう。「夏を感じる」「細いのにコシがある」と話しながら食べ進めます。

　こちらのお店はお会計の際にうどんの端っこをサービスしてくれるとのこと。作っている工程も見学することが出来ました。

　駐車場を出ようとして、はやとさんが「あ、鳥が。そこの水たまりで水飲んどう」と言うと、あかねさんが「ほんまや、邪魔したらあかんで」と返答。2人のやさしい人柄が伝わってくるようです。

　次に訪れたのは秋田犬とふれあえる古民家。座敷に上がると、秋田犬が床の上に寝ころんだまま出迎えてくれました。体は大きいけれど、おとなしいワンちゃんたち。たくさんモフモフさせてくれました。

　男鹿市に入ると道端に巨大なナマハゲのオブジェがありました。駐車場に入るとババヘラアイスのパラソルが。1つ買って食べてみたところ、とてもおいしかったようで、すぐにもう1つ買いに行きました。

　市街地に入ったのでコインランドリーに立ち寄ります。リアル岩盤浴で汗をかき、硫黄の匂いがついたので洗濯をします。

　海沿いを走っていると空が赤くなってきました。カーブを曲がると目の前に夕陽が。思わず「うおぉお！」と声が出ます。

　男鹿半島では絶対に行きたかったという「なまはげ太鼓」を見学。迫力があり、大満足の時間になったそうです。

　暗い道を走っていると、道路に動物の姿が。「君は何？」「ビーバー？」と声をかけます（後から調べたらイタチだったとのこと）。

　駐車場に着いてみたら、他に誰もいないみたい。星空を撮っていたら、偶然軽バンと流れ星のツーショットが撮れました。すてきな1枚ですね！

●今日の夕飯は……？

　車に戻って夕飯を作ります。この日のメニューは稲庭うどんの端っこを使ったサラダと、肉と野菜の炒め物。2人で手分けをして作っていきます。パリパリに揚げ焼きしたうどんはとてもおいしそう。満足の夕飯になったようです。

　翌朝目覚めてみると、周りは絶景。寝転がったまま景色を見られるのは、車中泊の醍醐味ですね。2人の旅はまだまだ続きます。

　この体験を紹介してくれたのは、YouTubeチャンネル「軽バン生活」さん。コメント欄には「秋田県を満喫されましたね」「流れ星まで撮れちゃうなんてさすが持ってますね」「おふたりの撮影センスと編集センスが大好きです」「二人とも充実しすぎやろ...俺まで充実した気分になるやないかい...笑」「丁寧なつくりなので最期まで安心して見られる」「2人の仲の良さが一番いいんよねこの動画！」といった声が寄せられています。

　軽バンでの旅の様子はX（Twitter）やInstagramでも発信中。10月11日に玄光社から、車中泊の魅力が詰った書籍『自作DIYで1200日の車中泊　軽バン生活』が発売予定です。

画像提供：YouTubeチャンネル「軽バン生活」