「日本らしい美しさで社会をより良くする」ことを目指して開催される「第57回ミス日本コンテスト2025」の東日本地区大会が28日、新宿・京王プラザホテルで開催され、2025年1月に開催予定の本大会に出場するファイナリスト9人が決定した。そのうちの一人、東京都出身の19歳・石川満里奈さん(フェリス女学院大学 文学部 コミュニケーション学科1年)は「弓道で人生が変わったと思っています」と、美しい弓道の型を披露した。
【写真】弓道の型を披露する石川満里奈さん 石川さんは自己PRでは多くを語らず「今から私の特技で、また私を変えるきっかけとなった弓道の射法八節を披露したいと思います」と、高校3年間続けて来たという弓道の美しい型を披露した。
「弓道でどんなところが変わったか」と聞かれると「弓道は袴を着て、旗にお辞儀をし、弓道場に入る前もお辞儀をします。それは礼儀作法で一番の基本なのですが、私はそれを怠っていた部分があったと思っています。弓道を始めてからは、身を引き締め、背筋を伸ばして生活することが当たり前になりました。弓道で人生が変わったと思っています」と説明した。
審査員から「過去に失敗したエピソードと、それをどうやって乗り越えたかを教えてください」と質問されると「弓道で、的に当てることだけに着目してしまって、それまでの型に集中できなかった自分がいて、自暴自棄になった時期がありました。ですが、コーチから『正射必中』という言葉を教えていただきました」と、やはり打ち込んできた弓道のエピソードで回答。
そして「『正射必中』は弓道の考えなのですが、的に当てることだけではなく、そこに至るまでの型などの過程を大事にすることで、結果として現れるという意味を持っています。私はその言葉を教えていただいてから、これは弓道だけに通ずるものではないなと感じました。私は芸能活動も同時に行っているのですが、役を演じることだけではなく、それまでの役作りや準備が大切だなと思いました」と、自身を成長させた弓道への想いを語った。
ミス日本コンテストは「日本らしい美しさ」磨き上げ、社会で活躍することを後押しする日本最高峰の美のコンテスト。3つの美(内面・外見・行動)を掲げ、これを備えた女性を数多く輩出している。当日は23名(24名の候補の内欠席1名)が、洋服での自己PR、質疑応答、そしてスポーツウェアでの審査に臨み、9名のファイナリストが決定した。
今回行われた東日本地区大会は、来年1月に行われるミス日本コンテスト大会に出場するファイナリストを決定するための大会で、東西2地区に分かれて行われる大会の「東日本」エリアの代表を選出する。またファイナリストは10月から毎月行われる特別な勉強会に参加でき、総合的な美を磨く機会が贈られる。
■「第57回ミス日本コンテスト2025」東日本地区代表に選ばれた9名
●長尾巴菜子さん/大阪府出身/19歳/東海大学 児童教育学部 児童教育学科2年
●高坂実優さん/東京都出身/20歳/早稲田大学 創造理工学部 総合機械工学科3年
●野村真衣子さん/茨城県出身/21歳/中央大学 法学部 法律学科3年
●高橋彩乃さん/千葉県出身/20歳/中央大学 理工学部 生命科学科3年生
●横山ナディヤさん/長野県出身/22歳/グラフィックデザイナー
●松山華音さん/愛知県出身/21歳/東京外国語大学 国際日本学部 国際日本学科3年
●佐塚こころさん/長野県出身/18歳/国際基督教大学 教養学部 アーツ・サイエンス学科1年
●ヤマチ玲良さん/埼玉県出身/20歳/洗足学園音楽大学 音楽学部 音楽学科ミュージカルコース3年
●石川満里奈さん/東京都出身/19歳/フェリス女学院大学 文学部 コミュニケーション学科1年