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俳優・立松昭二さん死去 享年89 二枚目の大役こなす

2024年09月05日 14:47  ORICON NEWS

ORICON NEWS

俳優の立松昭二さんが死去
 俳優の立松昭二さんが1日、亡くなった。享年89。所属する劇団新派が4日、公式サイトで発表した。

 発表で「【訃報】立松昭二さんご逝去」と題し、「劇団新派の俳優 立松昭二【たてまつ しょうじ、本名:立松昭二】さんが、9月1日にご逝去されました。享年89歳。謹んでご冥福をお祈りいたします」と伝えた。

 1960年に松竹音楽演技研究所を卒業、その後、劇団新派に入団。初代水谷八重子に師事した。72年に幹部昇進。若き日には『お蝶夫人』ピンカートン、『おりき』朝之助、『十三夜』録之助などの二枚目の大役を勤めた。その後、『月夜鴉』和次郎、『鶴八鶴次郎』竹野、『ある八重子物語』池田徳蔵などを経て、近年は、熟成された男の風情を増し、『遊女夕霧』円玉、『婦系図』酒井俊蔵、『明日の幸福』松崎寿一郎、『狐狸狐狸ばなし』甚平などを演じ、深みや熟練の味わいを見せていた。最後の舞台は、18年2月の新橋演舞場・大阪松竹座『有頂天一座』山名乙彦だった。