2024年09月04日 21:01 ITmedia NEWS
「そんなカプヌで大丈夫か?」――日清が9月3日に投稿したWebCMが話題になっている。2011年に発売されたゲーム「エルシャダイ」とコラボしたもので、Xでは公開後1日で1000万インプレッションを突破。執筆時点(4日午後7時)で、8.1万RP、16万いいね、1176万インプレッションに達している。
【画像を見る】有名なミーム「そんな装備で大丈夫か?」も“カップヌードル仕様”に
エルシャダイは、プロモーションビデオ(ルシフェル編)に登場する「そんな装備で大丈夫か?」「大丈夫だ、問題ない」「一番いいのを頼む」といったフレーズがニコニコ動画内でインターネットミーム化。WebCMでは、セリフや主人公・イーノックが装備する鎧がカップヌードル仕様となっており、9月2日に発売された新商品「特上 カップヌードル」を紹介する内容となっている。
日清が10年以上前に席巻したインターネットミームとコラボしたことについて、Xでは「令和やぞ」「公式MAD」といったコメントの他、「神は言っている・・・ニコニコ全盛期を生きた世代が社会で活躍し始めていると・・・」など、ニコニコ動画に影響を受けた世代がプロモーションの決裁権を持つようになったのではと推測する声や、当時流行した他のミームとのコラボを予測するユーザーも現れた。
実際、ここ最近ニコニコ動画を中心に2010年前後に流行したミームを取り入れたプロモーションが増えており、日本マクドナルドは23年7月にアーティスト・太郎さんの楽曲「男女男男女男女」、24年8月に「東方Project」の二次創作作品「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」のコラボCMを投入。いずれもXなどで大きく拡散されており、「当時をニコニコで過ごした若者」を狙ったマーケティングが、効果的に“バズる”1つの手段になっていることがうかがえる。