トップへ

単勝208.6倍でGI制覇のテンハッピーローズ セントウルSで米遠征に弾みをつけるか

2024年09月04日 18:30  netkeiba

netkeiba

ヴィクトリアマイルを制したテンハッピーローズ(撮影:下野雄規)
 米遠征に弾みをつけるか。今年のヴィクトリアマイルを制したテンハッピーローズ(牝6、栗東・高柳大輔厩舎)が、セントウルステークス(3歳上・GII・芝1200m)で重賞連勝を狙う。

 テンハッピーローズは父エピファネイア、母フェータルローズ、母の父タニノギムレットの血統。母はJRAで3勝。叔父のプリムラブルガリスはオープン馬。母のいとこのサマーセントは20年のマーメイドSを制している。

 ここまで24戦6勝。2歳秋から3歳春にかけてアルテミスSが3着、フェアリーSが4着と重賞で健闘したが、賞金加算を果たさず。その後は条件クラスから出直し、着実に出世。昨年の朱鷺Sでオープン初勝利を挙げた。一方、重賞では善戦止まりだったが、前走のヴィクトリアマイルでGI初制覇。単勝208.6倍の低評価を覆し、多くのファンを驚かせた。

 今回は秋の大目標に据える米G1・BCマイルへのステップレースとなる。2歳8月の新馬(小倉芝1200m)以来、実に4年1カ月ぶりのスプリント戦がカギとなるが、地力でどこまでカバーできるか。スピード自慢が相手となるので楽ではないが、次につながるレースを見せてほしい。