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堂本剛が「◯」に向き合う。荻上直子監督の映画『まる』場面写真到着

2024年09月03日 14:10  CINRA.NET

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Text by CINRA編集部

堂本剛主演、荻上直子監督・脚本の映画『まる』の場面写真が到着した。

1997年に公開された『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』以来、27年ぶりに映画単独主演を務める堂本が演じるのは、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失った沢田の日常が、部屋にいた1匹の蟻に導かれるように描いた◯(まる)を発端に、◯に浸食され始めるというあらすじだ。10月18日公開。

堂本は「.ENDRECHERI./堂本剛」として映画音楽も担当。「.ENDRECHERI.」と「堂本剛」のダブルネームで初の映画音楽にチャレンジしている。共演は綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、柄本明、小林聡美ら。

場面写真は、沢田が「◯」を描き上げ、自身が描いた「◯」に向き合い、「◯」におさまっている様子を捉えたもの。

堂本に当て書きをしたという荻上監督は「プロデューサーから『誰に興味があって、誰と一緒に映画を作りたいか』と聞かれるたび、堂本さんのお名前を常々挙げていました」「20代後半で帰国して、30代で映画監督デビューしたのですが、なかなかうまくいかなくて、『ああ、もう嫌だ』と悩んだ時期がありまして。そんな時にたまたまテレビに出ている堂本さんを拝見して、『あれ……私よりもっとツラそうな人がいる』と、すごく興味がわいてしまったんですね。以来、とても気になってはいたものの、お芝居からしばらく離れていらっしゃったので、映画に出てもらえることはないだろうと思っていました。ところが『そうでもないらしい』という話がプロデューサーから入り、『えぇっ、そしたらもう、すぐに脚本を書きます』と取り組み始めて、『まる』はスタートしました」とコメント。

また「不条理的な要素が結構あるし、自分が何者なのか分からなくなってしまうという部分は、書くのがとても難しくて。でも、そういう経験って誰しもあると思いますし、それこそ堂本さんのインタビューからたくさんヒントをいただきながら、シナリオを練り上げていったという感じでした」と語っている。

9月6日に第2弾ムビチケカードが発売。街を背にした沢田が空中の「◯」を見つめる姿を捉えたムビチケオリジナルの新規ビジュアルが使用されている。

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