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藤森慎吾&井浦新ら出演『MIRRORLIAR FILMS』第6弾、12月13日劇場公開

2024年09月02日 18:01  cinemacafe.net

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『MIRRORLIAR FILMS Season6』©2024 MIRRORLIAR FILMS PROJECT
小栗旬や浅野忠信が監督として参加する『MIRRORLIAR FILMS Season6』の劇場公開日が12月13日(金)に決定。個性豊かな全5作品のラインアップと出演者が明らかになった。

『MIRRORLIAR FILMS』は、2020年より始動した伊藤主税、阿部進之介、山田孝之らがプロデュースする短編映画制作プロジェクト。これまでにSeason1~5では俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した42本の短編映画を劇場公開。著名クリエイターの作品から一般公募作品まで、多彩な短編映画が集まっている。

小栗旬監督『1/96』
俳優として第一線で活躍し続ける小栗旬が映画『シュアリー・サムデイ』以来約13年ぶりにメガホンを取ったのは、連続テレビ小説「虎に翼」にも出演するなど、お笑い芸人としてのみならず俳優としても活躍する藤森慎吾を主演に迎えた『1/96』(読み方:キュウジュウロクブンノイチ)。

日常へのストレスを抱えたサラリーマンで2児の父・成田が現実逃避をする一夜をモノローグ形式で描く。

岡本多緒監督『サン・アンド・ムーン』
「TAO」名義で世界のスーパーモデルとして活躍し、2013年に『ウルヴァリン:SAMURAI』でハリウッドデビューを果たし話題を呼んだ岡本多緒が企画、監督、脚本、出演に初挑戦した作品『サン・アンド・ムーン』。葬儀帰りのレストランで異母兄弟が繰り広げる会話劇が観客にじわじわと余韻を残す。

鬼木幸治監督『FAAAWWW!!!』
ロサンゼルスで映画制作を学び、ショートフィルムを中心に制作している鬼木幸治監督作は、誰もいない河原に静かに佇む2人のチンピラと、2人の目の前に立つ、ゴルフクラブを握りしめた異様な男の物語『FAAAWWW!!!』(読み方:ファー)。コミカルなムードとホラーテイストが同居し、さらに寓話的でもある奇想天外な展開が待ち受ける。

浅野忠信監督『男と鳥』
1990年代から様々な映画、ドラマに出演し、「マイティ・ソー」シリーズでハリウッド進出して以降、ますますボーダレスな活躍が目覚ましい俳優浅野忠信が『R246 STORY ~224466~』(2008)以来15年ぶりにメガホンを取った『男と鳥』。

撮影前に「ファンタジーの時代が来た事を確信しております!」と語った通り、ゾンビ侍に飛べない鳥、神などが登場する摩訶不思議な本作に、田中一平、阿部進之介、大原海輝、板橋駿谷らが出演した。

増田彩来監督『カフネの祈り』
2001年生まれの写真家・映像作家で増田彩来監督が手掛けるのは、彼女の実体験に基づいた、ノンフィクションとフィクションの狭間にある、「嘘のない感情」を表現した『カフネの祈り』。

伊礼姫奈が主人公を演じ、井浦新演じる祖父との記憶に思いを馳せる。田島令子、板谷由夏、山中崇らも参加し、増田監督自身が「21歳までの自分を全部注ぎこめた」と語る渾身の1作となった。



今シーズンは以上全5作品となっており、ジャンルレスでバラエティに富んだ作品が出揃った。

この度解禁となった本ビジュアルは、タイトルロゴとともに各作品のシーンが切り取られており、日常を切り取った作品から、ファンタジーやホラーなど、それぞれの作品のカラーが際立つビジュアル。今シーズンも監督陣の個性が生きたユニークな作品が勢揃いしている。

今年5月より順次公開されているSeason5以降はシーズンごとに地域に拠点を置き、今回の『MIRRORLIAR FILMS Season6』は秋田県秋田市の「企業版ふるさと納税」の制度を活用した地方創生・シティプロモーション事業とし正しくは、一般参加型プロジェクトとなっている。

小栗監督『1/96』、浅野監督『男と鳥』は秋田市で撮影され、地域の魅力を発信する一環として制作された。さらには、10月に札幌国際短編映画祭でのプレミア上映、11月には秋田での先行上映イベントも決定している。


監督陣コメント
『サン・アンド・ムーン』岡本多緒監督
主に海外で俳優として活動していた私は、日本語での演技を収めた宣材(リール)がないことに気づき、母国での活動も視野に入れ、私自身が演じたいと思う作品を自ら作ろうと決意したのがこの映画の始まりでした。当初はその目的だけでしたが、実際に作ってみると、思いがけず映画制作の魅力に惹かれ、今後も制作を続けていきたいと強く思いました。これを書いている今は3作目の準備中であります。この作品が全ての始まりで、大きな起点となっているので、そんな大切な作品がMIRRORLIARに収録されることを非常に光栄に思っております



『FAAAWWW!!!』鬼木幸治監督
この度は『FAAAWWW!!!』をご選出いただき、素晴らしい作品と共に上映、配信が決定し、驚きと共に大変感謝しております。
今作『FAAAWWW!!!』は超低予算の手作り自主制作短編映画ながら、錚々たる作品の中に仲間入りさせていただき、あまりの想定外な状況に、私自身は大変な緊張を覚えております。しかし、ご覧いただく皆様においては、肩の力を抜いてご鑑賞いただいて、もし楽しんでいただけたとしたら、これ以上ない幸いに存じます。

『カフネの祈り』増田彩来監督
人は人では変わらない、けど影響を受けるのも人で、そういう意味では人でしか変わらないんだと思います。
それはもう会えない人とのことでもそうで。
私たちは手遅れでやっと生きている。
祈りがあるから人は生きれるんだと、私は思います。

『MIRRORLIAR FILMS Season6』はヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて2週間限定上映。
10月13日(日)札幌国際短編映画祭にて先行上映。




(シネマカフェ編集部)