自身の住む地域が「田舎だなぁ」と思うのはどんな瞬間だろうか。宮城県在住の40代女性(事務・管理/年収450万円)は、「運転している時、前を走る車のタイヤに土がついているとき」にそれを感じるそう。舗装されていない道路があちこちにあるのだろう。
一方で都会に行ったときには、
「都会を走る車ってタイヤが汚れていないからびっくりした」
と驚いた様子。このように田舎を実感する瞬間は生活のあらゆる点に潜んでいるようだ。他のエピソードも紹介しよう。(文:湊真智人)
休日のショッピングモールにはいつも職場の人が……
栃木県在住の20代女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収300万円)は、工場に勤務している。上場企業であるにもかかわらず、
「トイレが外にあり汚くて田舎の会社だなあと思いました」
と吐露した女性。これでは使用するたびにストレスを感じそうである。
また茨城県在住の50代女性(事務・管理/年収200万円)は、職場から電車で25分ほどの場所にあるマンションに住んでいるが、
「同じマンションに同じ職場の人が住んでいたり、近隣のマンションにも同じ会社の人が結構住んでいる」
と明かした。偶然ではなく、物件の少なさ故の必然なのだろう。しかも今の職場に限ったことではないようで、
「私が1年ほど働いてた職場の人もすぐ近くのマンションに住んでいて(中略)お買い物に行けば顔を見かける」
とも。また、住むエリアが同じであれば休日の過ごし方も似通ってくるようで、
「行くところがないせいか休日にショッピングモールに行けば職場の人と会うこともよくあるし、気づかず見られていることもよくある」
と打ち明けた。職場に友達の知り合いが勤めていることも珍しくないそう。「世間が狭いので悪いことはできません」とおどけた女性だが、田舎あるあるなのだろうか。