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【9/2~9/8の運勢】9月1週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

2024年09月01日 22:10  isuta

isuta

isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。

2024年下半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡

今週の星座占いを全文読みたい方はこちらをタップ 今週のおひつじ座の運勢

おひつじ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

すこやかに

今週のおひつじ座は、芸能の基本に立ち返っていこうとするような星回り。

特撮ヒーローの原点ともいえる『ウルトラマン』シリーズの脚本家として知られる金城哲夫は沖縄出身であり、沖縄のマレビト(来訪神)やニライカナイ(海の彼方にある異界)のイメージをベースに、そこに弥勒菩薩やSF的な発想を重ねることでウルトラマンというヒーローを創造しました。

ウルトラマンは基本的に、特定の動作と掛け声によって巨大なマレビトの姿へと変身し、この世に訪れ直してくるのですが、変身が始まると強い光線や光の流れのような現象が起こり、これは瞑想や儀式による意識変容を連想させます。

あなたもまた、改めて多様な情動を発動させていくだけの豊かな芸能的な身体性を取り戻していくことがテーマとなっていきそうです。

続きはこちらから 今週のおうし座の運勢

おうし座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

一点突破

今週のおうし座は、何かの拍子にジョアアアアアアと肚の底から何かが溢れてくるような星回り。

『牡鹿の前吾もあらあらしき息す』(橋本多佳子)という句のごとし。「あらあらしき息」をしているおまえ(牡鹿)だが、私も負けてはいないのだと高らかに宣言するか、あるいは密かにつぶやいているのかも知れない。

おそらく、「牡鹿」はあくまで偶然に飛び込んできたきっかけであり、それ以前から作者のなかで地殻変動のようなことが静かに進行していたのではないでしょうか。

あなたもまた、ここ最近貯め込んできたものを一気に吐きだしていくことになりそうです。

続きはこちらから 今週のふたご座の運勢

ふたご座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

響きと交わり

今週のふたご座は、さまざまなことを思い出していくような星回り。

「日本人の多数が、もとは死後の世界を近く親しく、何かその消息に通じているような気持を、抱いていた。」

戦争中に書かれ敗戦直後に出版された、柳田國男の『先祖の話』の一節です。本書では、日本の神は先祖神に由来するという大胆な仮説が立てられました。この説は十分に客観的な根拠を持っておらず、柳田以降忘れ去られ、社会の表面からも消え去っていきましたが、未曽有の危機となった東日本大震災やコロナ禍以降、日本社会の中でもう一度検討されるべき死生観として再浮上してきているように思います。

あなたもまた、そうしていつの間にか忘れ去られていた伝統や結びつきを改めて今の自分に必要な形で受け継いでいくことがテーマとなっていくでしょう。

続きはこちらから 今週のかに座の運勢

かに座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

言葉の意味に頼らない

今週のかに座は、会話や交友をあっさり仕立てることで、かえって心に深く刻んでいこうとするような星回り。

『さり気なく聞いて身にしむ話かな』(富安風生)という句のごとし。

なんとも余韻のある句ですが、これは人間同士の付き合いにも通底していることかも知れません。つまり、ついつい自分の話ばかりしてしまいがちな時だったり、反対に何かと共依存関係に陥りがちな時というのは、どんな話をしていても結局心の浅瀬でちゃぷちゃぷしているだけで、言ってしまえば誰とも何とも大して交わっていないんです。

あなたもまた、自分の言動を涼やかな秋風に寄せてみるべし。

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しし座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

魂の発生地点

今週のしし座は、窒息しかけているわが「身」をなんとか救い出していこうとするような星回り。

フランスの哲学者ミシェル・セールは、皮膚という表層の効果として<内部>ということが成立しているのだと述べました。

つまり、皮膚と皮膚が接触するところに<魂>が生まれるのであり、唇をかみしめたり、額に手を当てたり、括約筋を締めることでそれは初めて可能になるのだと。

あなたもまた、何かのきっかけで疼きだした傷のなかで、みずからが生きて在ることを確かに感じとっていくことになるはず。

続きはこちらから 今週のおとめ座の運勢

おとめ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

些末な日常の瞬間こそ

今週のおとめ座は、日常のなかの間合いを自分なりに深めていこうとするような星回り。

『昼までに少し間のある秋の風』(名取文子)という句のごとし。

「少し間のある」という言い方も一見すると平凡ですが、かえってそこに作者自身の日常感があらわれていて、つづく「秋の風」とのあいだにある無言の沈黙や間合いこそがこの作品のいちばん大切なところであるように思います。

あなたもまた、あなた自身の価値を明示的に語ってくれるように見える数字や肩書よりも、むしろ沈黙や間合いのうちに含まれるこころの余裕や奥行きによって自分らしさを示していくべし。

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てんびん座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

脱・個性信仰

今週のてんびん座は、「自己からの救済」の伝統をふたたび手繰り寄せていくような星回り。

現代人はいったい何を根拠に自分の人生や他人の価値を決めたり、評価したりしているのでしょうか。例えば、近代合理主義の到来の火種となったプロテスタント的な考え方では、<私>を仕上げて実現することないし達成することこそが、生きるということの価値とされ、それが現代における「個性の重視」という考え方にもつながっているように思います。

ただ一方で、大衆にもてはやされるような個性的な<私>から逃れ去り、その滅却こそに価値があるとする考え方もあったはず。

あなたもまた、おのずと「<私>からの救済」のベクトルを追求していくことになっていくでしょう。

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さそり座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

ゆらめくように生きていく

今週のさそり座は、永遠の旅人が目前をスーッと通り過ぎていくような星回り。

『芭蕉庵桃青は留守水の秋』(秋篠光広)という句のごとし。俳聖とまで呼ばれた松尾芭蕉を、作者は「留守」であると捉えてみせましたが、この点こそが作品の肝になっているのだと言えます。

つまり、単に不在であるというだけではなく、芭蕉が永遠の旅に身を置き続けており、それは昔も今も変わらない。それだけ芭蕉という存在を作者は巨大なものと感じているわけです。

あなたもまた、どこか遠く感じていたものとごく身近なところにあるものとがふとした拍子に通じて合っていきそうです。

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いて座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

ぶつかりあってナンボ

今週のいて座は、安易にラベリングやカテゴライズすることができない事実を共有していこうとするような星回り。

2021年刊行の『Jodo Journal vol.2』に収録された大橋完太郎と千葉雅也の対談「ポストトゥルースと「創造」の現在」では、国家が記録を改ざんしたり、科学者の出したデータを恣意的に操作したりなど、「なぜかプロセスの消去が通用してしまう(大橋)」日本の政治の現状について取り上げつつ、その背景について「問題は資本主義の劇化の中で、これまでの再分配構造が成り立たなくなってきた(千葉)」という指摘がされていました。

そこでは、少しでも自分の資本価値をあげた人が、マウンティングによって自分の位置づけを獲得していっては、また次の人にマウンティングされていくという形で、アートであろうと占いであろうと、結局はその方法論が資本主義に乗っ取られてしまう訳です。

あなたもまた、「正体がつかめない」リアリティを誰か何かに簡単に否定されないでいられるような居場所や関係性をこそ大切にしていきたいところです。

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やぎ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

いないいないばあ

今週のやぎ座は、みずからの非合理な思いや衝動を受け入れてくれる器を求めていくような星回り。

『見失ひまた見失ふ秋の蝶』(高浜虚子)という句のごとし。の蝶を「見失ひ」また「見失ふ」とつづけて、何度もくりかえしロストしてしまっているわけですが、ここではその間にあるはずの「見つけては」という言葉が省略されてしまっています。

おそらく、見つけることではなくて、見失うことのほうにフォーカスして書いてみせることで、そこにいてもまるでいないかのような「秋の蝶」の存在感をより的確に浮きびあがらせようとしているのではないでしょうか。

あなたもまた、見失いがちなものこそを最大限に注意をもって追い求めていくべし。

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みずがめ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

因果の這いあがり

今週のみずがめ座は、「はらわたの共鳴」によって秋の情感をとらえていこうとするような星回り。

解剖学者の三木成夫は、自然との関わりはまず目から入ってくる視覚的情報から始まるのだと言います。すると、眼筋をはじめとするもろもろの筋運動がそれに連動する訳ですが、これは外皮上の感覚や神経伝達、筋肉の運動などの「体壁系」の出来事なのだと。

また三木の言葉を借りれば、「こころ」で感じるとは、はらわたを伝わってくる内臓波動と共鳴するということに他ならないわけです。

あなたもまた、あたまで考えたことよりも、内なる小宇宙の波におのずとしたがっていくことになるでしょう。

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うお座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

闇と山姥

今週のうお座は、「虫の知らせ」を通じて今まで気づいていなかった違和感が強まっていくような星回り。

『閂をかけて見返る虫の闇』(桂信子)という句のごとし。

「虫の闇」というのは、視覚ではなくてうなじや背中のような皮膚感覚のなかでも特に敏感な箇所によって、しかもかすかな違和感を通じてじわじわと味わっていくものであって、おそらく日本人というのはこうした「闇の感覚」を伝統的に培っては文化へと変換してきたのではないでしょうか。

あなたもまた、神経や皮膚感覚を全集中させて日常のすぐ隣りにある「深い闇」を感じとっていくべし。

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