トップへ

吉沢亮主演『ぼくが生きてる、ふたつの世界』変化する“母”への思いを表現した場面写真

2024年08月31日 10:01  cinemacafe.net

cinemacafe.net

『ぼくが生きてる、ふたつの世界』 ©五十嵐大/幻冬舎 ©2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会
呉美保監督、吉沢亮主演で、耳のきこえない母ときこえる息子の物語を繊細に紡いだ『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が、来たるロンドン映画祭コンペティション部門、バンクーバー国際映画祭パノラマ部門に正式出品決定。呉監督のコメントとともに、新たな場面写真12点が一挙解禁された。

現地時間10月9~20日に開催される第68回ロンドン映画祭(BFI London Film Festival 2024)は英国映画協会が主催するイングランド最大の映画祭。

昨年は、濱口竜介監督『悪は存在しない』がコンペティション部門で最優秀作品賞を受賞。そのほか、『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督)、『怪物』(是枝裕和監督)、『PERFECT DAYS』(ヴィム・ヴェンダース監督)と話題作が上映されており、68回目を迎える今年の映画祭へも注目が高まっている。

また、今年で43回目を迎えるバンクーバー国際映画祭での本作の上映は、北米プレミアとなる。昨年は『怪物』、『君たちはどう生きるか』、『悪は存在しない』ほか、『アンダーカレント』(今泉力哉監督)、『バカ塗りの娘』(鶴岡慧子監督)が上映された。

呉監督は「上海国際映画祭に続いて、ロンドン映画祭コンペティション、さらにはバンクーバー国際映画祭への出品だなんて、これ以上の吉報があるでしょうか」と歓喜。「世界に羽ばたく我が子を送り出すような緊張と期待で、いつもカサカサの手のひらが珍しく汗ばんでいます」と緊張感を明かしつつも「日本での公開もあと少し、いよいよですよ!はじまりますよ!」と期待を込める。

さらに今回、少年期から青年まで主人公の心の機微を映し出す、新たな場面写真12点が解禁。

コーダ(Children of Deaf Adults/きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子ども)である、幼い主人公・大(4歳の大役:畠山桃吏)が母・明子(忍足亜希子)や父・陽介(今井彰人)と過ごす場面。

母に黙っていた小学校での授業参観(小学3年生の大役:加藤庵次)も。

そして何かと反抗してしまう中学生の三者面談、自分の未来に悩む大(吉沢亮)の姿など、複雑な心のうちが感じ取れる場面写真の数々。

劇中、吉沢は中学生時代から成人していく主人公の五十嵐大を演じきり、自らの境遇の中で変化する母への思いを繊細に表現。

また大の祖父(でんでん)、祖母(烏丸せつこ)、大が就職した編集プロダクション社長・河合(ユースケ・サンタマリア)ら大を取り巻く個性的な面々も写し出されている。

『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は9月13日(金)より宮城県にて先行公開、9月20日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。





(シネマカフェ編集部)