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高妍が映画「ぼくのお日さま」のイラストポスター描き下ろし、台湾での公開記念

2024年08月30日 12:07  コミックナタリー

コミックナタリー

高妍が「ぼくのお日さま」をイメージして描いたイラストポスター。
台湾と日本を拠点に活動するマンガ家・高妍(ガオイェン)が、映画「ぼくのお日さま」をイメージしたイラストポスターを描き下ろし。同作を鑑賞しての感想も届いた。

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東京のテアトル新宿とTOHOシネマズシャンテで9月6日から8日まで先行公開されたのち、9月13日から全国公開される「ぼくのお日さま」。日本国外でも、9月20日公開の台湾を皮切りに、フランス、スペイン、スイス、ブルガリア、韓国、タイ、ブラジルなど15カ国で上映される。

イラストポスターは台湾公開を記念し描かれたもの。高妍は「雪と光の反射、柔らかな粒子と童話のような色合いで構成された『ぼくのお日さま』は子供たちの純真さと残酷さを繊細に描いた素晴らしい作品」と述べた。高妍のほか、小説家の朝井リョウ、音楽プロデューサー・ベーシストの亀田誠治、フィルムメーカー・小説家の川村元気、脚本家の宮藤官九郎、俳優・映画制作者の斎藤工、クリエイティブディレクターの箭内道彦、タレントのYOU、映画監督の行定勲もコメントを寄せている。

■ 高妍コメント
雪と光の反射、柔らかな粒子と童話のような色合いで構成された「ぼくのお日さま」は子供たちの純真さと残酷さを繊細に描いた素晴らしい作品。

■ 朝井リョウコメント
雪になって、日差しになって、ずっとこの世界を見ていたい。心からそう思うほど全員を愛しく感じました。自分で選択せずとも宿ったもの、かつ、人生に大きな影響を与えるもの。そういうものに“私”を蹂躙させない人々の姿を立ち上らせながらも、その手触りはあくまでやわらかくあたたかい。この不思議なバランスが成立しているのは、作り手に細やかなこだわりと徹底したビジョンがあってこそだと思います。鑑賞中、何度かスクリーンが光を吸い込んで膨らんだように見えました。この映画だけが持つ魔法だな、と思いました。

■ 亀田誠治コメント
なんともあたたかい映画に出会いました。人を好きになる気持ちと何かに夢中になることってどこかでつながっているんだなって思いました。

■ 川村元気コメント
押入れの奥にしまいこんでた子供の頃の宝箱を、ふいに開けてしまったような気持ちになりました。痛くて、恥ずかしくて、でもとても大切だった秘密の箱庭のような世界。

■ 宮藤官九郎コメント
何もない、真っ白な世界に、大切なものだけを、細心の注意を払ってそっと配置して、光とか、影とか、表情とか、後ろ姿とか、息づかいとか、全てを逃がさないように捉えた、とても繊細で大胆な作品。とにかく、子供たちが良いのです。瑞々しく、時に残酷で、なによりチャーミング。大人も負けず劣らずチャーミング。無防備で、静かに熱い池松くん。若葉くんも切なかった。こういう映画が好きな俺もいるんだなと気づかされたし、憧れるし、痺れました。奥山監督、すごい才能(エンドロールも最高!)

■ 斎藤工コメント
遠い場所で静かに始まった美しく儚い物語が気が付いたらすぐそこにある自分の物語になって行く 描かれる全ての人間が輝き本質的で圧倒的な作家性に溢れた傑作奥山大史監督が生み出す唯一無二の世界
今後もその世界を生涯追い続ける事になると思います

■ 箭内道彦コメント
声にしない台詞、影を使わぬ光、主題歌になった歌。他の誰にもつくることのできない、奥山大史の映画。

■ YOUコメント
冬の白の中で触れ合うお互いの華奢な想いがゆっくり溶けていくのが視えた。二度とない景色が切なくて眩しい。

■ 行定勲コメント
優しく、美しく。躍動するカメラは、一瞬で過ぎていく取り戻せない時を捉える。そこには奇跡が連続していた。登場人物たちの間に生まれる、どうにもできないモヤモヤとした感情に、ひとは“恋”と名づけるのだろう。この映画は恋を描いたまさに珠玉の映画だ。
大人になる直前の青春の入口に立った
あの頃を見事に描いた傑作。

(c)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS