不倫していると夫や妻に優しくなると言われるが、本当のようだ。「なんだかおかしい」と夫の変化に気づいた40代女性。夫が風呂に入っている間に携帯を見ると、複数の女性たちと「ぽっちゃりした女性好きだよー」「明日家まで行けばいいの?」などと親しげにLINEしていることがわかった。
しかし女性はまだ動かなかった。感情に任せて問い詰めるよりも、証拠集めのために、しばらく泳がせておくほうが賢明だと判断したのだろう。
そんなある日、不倫の決定的証拠を掴むチャンスがやってきた。女性と子どもたちがインフルエンザに感染したとき、夫は看病しないどころか、「会社の人とキャンプの下見に行ってくるね?」と言ってきたのだった。内心では、不倫相手と丸一日過ごせるとウキウキしていたことだろう。ここまでは【前編】で伝えた通りだが、このあと女性は不倫の動かぬ証拠を掴んでいく。(文:天音琴葉)
夫の車にGPSを仕込んだら警察沙汰になり…
当日、夫は朝6時30分に家を出て、帰ってきたのは20時30分過ぎというから、半日以上を費やしたようだ。しかし女性はある異変を感じ取ったのだった。
「これもまた変な話だなと思いました。普通なら会社の人と出かけた時はいっつも0時過ぎです。早すぎな帰宅でした」
会社の人ではなく、別の誰かと出かけていたと女性は疑った。すると今回も、女性の勘は当たってしまうのだった。
怪しんだ女性は翌日、夫が使った車のドライブレコーダーのSDを友達のパソコンで確認してもらった。すると結果はクロだった。
「昼間には見知らぬおばさんが映っていて、車で朝からデートしていました。夕方にはラブホへ入っていきました。そしてそのまま、おばさん宅へ送り届け帰宅した感じでした」
女性が不倫相手の身元を調べていくと、近所に住んでいること、地区の集まりで知り合ったこと、昼間も会っていて二人でラーメンを食べに行ったことがわかった。
しかし女性はさらなる証拠を掴もうとしたものの、夫に気づかれてしまうのだった。
「もっと時間をかけようと思い、旦那の車にGPSを仕込みました。が、2日でバレました。旦那の携帯にたまたま信号が入ってしまったようです。GPSがバレ、警察も来てしまったので全てを話しました」
警察が来るほどの騒動になってしまったようだ。現在、女性は子どもを連れ実家にいるそう。離婚したい様子だが、夫が「離婚する気もないし子どもも渡す気はない」というから身勝手すぎる。
「旦那が面会交流、夫婦関係調整調停(円満)の申立をしてきました。これから調停をしていきます」
女性の投稿はここで終わっている。夫婦関係調整調停は離婚調停とも呼ばれるが、離婚に向けての話し合いだけではなく、夫婦関係を修復させる円満調停もあり、夫は後者を望んでいるようだ。不倫の被害者である女性と子どもたちに悔いの残らない結果になるといいのだが……。
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