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「失礼だし有り得ない」『水ダウ』 「コロナ対策」イジる企画に批判続出…番組の放送中止求めるハッシュタグまで

2024年08月29日 16:10  web女性自身

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8月28日放送のバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で、「コロナ対策」をネタにしたドッキリ企画が物議を醸している。



問題視されているのは、「コロナ対策、いまだに現役バリバリの現場があっても従わざるを得ない説」と題する企画。サバンナの高橋茂雄(48)がプレゼンターとして登場し、「全く制限もなく収録しているこの光景を、当たり前だと思っておられませんか?」と投げかけた。



新型コロナの感染拡大がピークだった時期には、マスク着用やソーシャルディスタンスの確保、アクリル板の使用など感染症対策が徹底されていたテレビ界。だが昨年5月に新型コロナが「5類感染症」に移行してからは、行動制限が緩和されることに。



高橋は「今、あの頃の制限をもっかい持ってきたら、芸人は果たしてツッコむのかどうか」と、企画の趣旨を説明。そして感染症対策を徹底していた時期について、「現役バリバリのコロナ」と称していた。






■“味覚障害疑惑”でPCR検査、フェイスシールドを「異形のマスク」と形容……



まず初めに紹介されたVTRでは、モグライダー・ともしげ(42)とスピードワゴン・井戸田潤(51)がドッキリのターゲットとして登場。



ともしげはニセのグルメロケに参加し、「ピーク時クラスの感染対策」がとられることに。スタッフ全員がマスクとフェイスシールドを着用し、ともしげは驚いた表情を浮かべつつも、検温と消毒を済ませていた。



その後、仕掛け人として登場した山下真司(72)と食レポを開始。だが、ともしげがソースの隠し味に気付けなかったため、スタッフから「味がわからないということは味覚障害ってことになってきますので」と指摘され、PCR検査を受けることに。後日、マネージャーから陰性だったと結果を告げられるも、山下が陽性であったため濃厚接触者として、1週間ホテルで隔離生活するよう促されたのだった。



いっぽうの井戸田もフェイスシールドを着用し、ニセのグルメロケに参加。その際、ナレーションやテロップで「異形のマスク」と紹介され、スタジオからは笑い声とともに「あったなぁ」「これも違和感あったなぁ」と懐かしむ声が上がった。



ロケではともに食レポを担当する渋谷凪咲(28)と合流するやいなや、さっそくソーシャルディスタンスが確保され、2人の間にはアクリル板が設置された。井戸田が「ハンバーグ!」と持ちネタを叫ぶとストップがかかり、飛沫防止のため声量を下げるよう求められたのだった。



スタジオでVTRを見ていた朝日奈央(30)は、「当時も『え、ここまでしないといけないのかな……』って違和感のなかやってたから」とコメント。ヒコロヒー(34)も「すごい時代を乗り越えましたね」と感慨深げに語っていた。



そして次に紹介されたVTRでは、チャンス大城(49)とコンピューター宇宙・はっしーはっぴー(29)が「やりすぎコロナ対策」ドッキリのターゲットに。



“コロナ感染者が1人もいない”という閉鎖された村を舞台に、ニセのグルメロケに臨んだ2人。村役場の消毒所に着くと手洗いと鼻うがいを実施し、さらに紙パンツ1枚の姿で“消毒プール”に浸かることに。



さらに村では、ヨーロッパでペスト対策に使用されていたという長い口ばしの形をしたマスクを独自に改良。2人はそのマスクを着用したまま食レポに臨んだが、食べにくそうにしていた。その後もぎょう虫検査や、ニセの儀式で「無病息災、ウイルス退散」と唱えるよう求められたのだった。






■Xでは賛否勃発「人の命を、公衆衛生をなんだと思ってるんだ」



しかし新型コロナが「5類感染症」に移行したとはいえ、現在も感染者は報告されている。



「医療機関の発熱外来などでは、今も看護師が防護服やフェイスシールドを着用して検査や治療にあたっています。厚生労働省によれば、8月18日までの1週間に報告された全国の感染者数は3万9295人。前週より約1万人減少し、3週連続で減少傾向にあります。とはいえ、予断を許さない状況が続いているのは事実。また新型コロナによって亡くなった人や、後遺症で苦しんでいる人がいることも忘れてはなりません」(WEBメディア記者)



そうした背景から「コロナ対策」をネタにしたドッキリ企画に、Xでは賛否の声が続出。批判の声も目立っており、「#水曜日のダウンタウンの放送中止を求めます」とのハッシュタグまで作られている。



《注目されてラッキーくらいにしか思ってないな。人の命を、公衆衛生をなんだと思ってるんだ》
《テレビがいかにCOVID-19も公衆衛生の重要性も理解していないか、よくわかります。
バラエティでもやって良い事と悪いことがあります。この内容はCOVID-19の最前線にいる医療従事者・患者さん、亡くなった人々を愚弄する行為です。
断固として抗議、放送中止を求めます》
《コロナ病棟で働いてた頃、まじでこういう世間の無理解の積み重ねで私の心が死んでいった。今も病院でコロナと戦う人にも、コロナで亡くなった人にも失礼だし有り得ない》
《水ダウ見てるけどアクリル板とかフェイスガードを茶化すのはまあまだわかるけど味覚障害やPCR検査をネタにするのはよくないと思った。あと、初っ端でサバンナ高橋がコロナは5類になったので終わったみたいな感じに言っていたのは流石にね…》



そのいっぽうで、“コロナ対策を揶揄する意図はないのでは”と指摘する声も上がっている。



《水ダウ、コロナ対策自体をバカにしているのではなく、テレビ業界としてかなり不正確なコロナ対策をして、それで合意を得てしまった結果、タレントやスタッフのモチベーションを下げていたことに関する反省がこもった企画と読めたんだけどな 脊髄反射で怒りすぎだと思う》
《水ダウ見てたけど私は不快に思わなかった。実際にやってた対策は笑いにはしてなかったし、逆に番組が考えたやりすぎ対策はドッキリで騙して笑いに変えるってやり方だった。コロナ対策自体ををバカにはしてなかったよ》

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