山口県宇部市が、同市出身の庵野秀明監督が原作・総監督を務めるアニメ『エヴァンゲリオン』シリーズにちなんだ企画として、2024年10月4日から2025年1月19日にかけて「まちじゅうエヴァンゲリオン第4弾」を実施することがわかった。これを記念し、市では「『エヴァンゲリオン』トリビュート彫刻デザイン案コンテスト」も開催される。
「まちじゅうエヴァンゲリオン」は2021年からスタートしたもので、これが4回目の開催となる。宇部市は2年に1度、世界で最も長く続いている野外彫刻展「UBE ビエンナーレ」を開催する彫刻の街だ。
このたび開催が決定した「『エヴァンゲリオン』トリビュート彫刻デザイン案コンテスト」は、彫刻の元となるデザイン案を広く一般から募集し、審査員により選ばれた最優秀作品を鋳造彫刻として宇部市に設置するもの。『エヴァンゲリオン』に関連する彫刻デザイン案を募集し、一般公開するという試みはこれが初めてとなる。
この彫刻デザイン案は、『エヴァンゲリオン』作品内に登場するシーン、キャラクター、アイテム、エヴァンゲリオン&使徒などに影響を受けたファンや市民から募る。最優秀作品として選ばれたデザイン案は、ロンギヌスの槍を制作した地元企業の協力により、2025 年に実物作品として鋳造。「まちじゅうエヴァンゲリオン」の新たなスポットとして、宇部市内に設置される。
また「まちじゅうエヴァンゲリオン第4弾」においては、市内のときわ公園を舞台とする完全オリジナルストーリーの主人公として使徒殲滅を体験できる、リアル謎解きゲーム「まちエヴァオリジナル謎解きゲーム ときわ公園、使徒襲来」が開催される。
参加者は、戦術指揮官の葛城ミサト(CV.三石琴乃)」に導かれながら、園内に仕掛けられたいくつもの謎を解き明かしていくことになる。世界中で宇部市ときわ公園でしか体験することができない、「まちエヴァ」限定のオリジナルゲームだ。
さらに市では、ソニーの Sound AR(現実世界に仮想世界の音が混ざり合う新感覚の音響体験)「Locatone(ロケトーン)」を活用し、スマートフォンでまちめぐりを楽しむ「宇部回遊サウンドツアー」も提供する。宇部を街歩きしながら、葛城ミサト(CV.三石琴乃)が観光スポットやグルメ情報などを紹介してくれるものだ。
このサウンドツアーは、スマートフォンでアプリを起動してマップ上にある特定のスポットを訪れると、位置情報に連動して自動的にその場に応じた音声や音楽が聞こえてくるもの。ミサトが『エヴァンゲリオン』の世界観とともに、宇部市の新しい魅力や楽しみ方を発見させてくれる。さらに、移動中に流れる音楽やランダムに再生される音声、AR カメラ機能によるキャラクターとの撮影体験も、まちめぐりをさらに楽しく彩る。ツアーコースは、山口大学工学部大学院生と教員、地元若手クリエイターが協力し作成している。
そして、地元食材を使用し『エヴァンゲリオン』をイメージした飲食メニューを提供する、「まちエヴァグルメフェア第4弾」も併催される。協力店舗は史上最大となる市内約50店舗、約80商品におよぶ。なお対象商品の購入者は、全10種のオリジナルステッカーの中からランダムで1枚をもらえる。「Locatone」とも連動して、さらに楽しみ方が広がる。
このほかJR宇部線・JR小野田線でも「まちじゅうエヴァンゲリオン第4弾」の期間にあわせ、スマホスタンプラリーが開催される。駅や沿線の施設を巡り、スタンプ(ポイント)を集めて応募すると、真希波・マリ・イラストリアスのラストミッション採色済み完成品1/7 スケールフィギュア(1名)や、JR宇部新川駅駅名標キーホルダー(1,000名)などの賞品が当たる抽選に参加できる。
各スタンプスポットでは、『エヴァンゲリオン』デザインのオリジナルフォトフレームが表示され、キャラクターと一緒に記念撮影ができる。また、JR宇部新川駅には新デザインの駅スタンプ台紙が登場する。
山口県宇部市による、同市出身の庵野秀明監督が原作・総監督を務めるアニメ『エヴァンゲリオン』シリーズにちなんだ「まちじゅうエヴァンゲリオン第4弾」は、2024年10月4日から2025年1月19日にかけて実施される。詳細は情報ページまで。
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