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「ジョゼフ オム」からメイドインジャパンを追求した新ラインが誕生、価格帯は2.5倍に

2024年08月28日 17:41  Fashionsnap.com

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 オンワード樫山が、同社のメンズデザイナーズブランド「ジョゼフ オム(JOSEPH HOMME)」から、メイドインジャパンを追求した高品質・高価格帯の新ラインを立ち上げた。8月28日から、1stデリバリーを全国の百貨店を中心としたジョゼフ オムショップと、公式通販サイト「オンワード・クローゼット(ONWARD CROSSET)」で順次販売している。

 日本には明治時代から続く有数の繊維産地が数多くある一方、2023年に日本で供給された衣料品のうち、国産品が占める数量の割合は1.5%に低下し、過去20年で生産量は6分の1に落ちるなど、国内生産の減少が続いている。このような背景を受け、「日本でしか生産できない繊細な技術や特殊な職人技をより多くの方に知っていただきたい」という思いを込め、メイドインジャパンに徹底した新ラインの発足に至ったという。
 新ラインは、「ストーリー性のある語れる素材と適度なフォルムでデザインを構築する」を理念に掲げ、素材の加工、染色、縫製の全ての生産工程を日本国内の「Jクオリティー(J∞QUALITY)」認定工場中心で行い、モノづくりにおける品質を限りなく追求。トレーサビリティ向上にも取り組んでいる。なお、価格帯は通常ラインの2.5倍となる。
 ファーストコレクションとなる2024年秋冬シーズンの1stデリバリーでは、シリアルナンバーが入った限定50着のカウレザーのライダース(34万1000円)をはじめ、1915年創業の高級ネクタイメーカー「川栄織物」で織られたジャカードのセットアップ(7万7000~16万5000円)、日本に十数台しかないションヘル織機で生産したセットアップ(7万7000~18万7000円)などを展開。10月発売予定の2ndデリバリーでは、素材をそのまま生かした無染色の3重織りウールコート(36万3000~37万4000円)や、日本唯一のコーデュロイ産地である静岡県磐田市の素材を使用したセットアップ(7万7000~18万7000円)などをラインナップする。タイトなシルエットがメインの通常ラインに対し、新ラインでは適度なフォルムを持ったデザインに仕上げている。カラーはブランドの強みであるブラックを基調とし、ホワイト、グレー、ベージュなどのベーシックカラーも用意している。

 また、新ラインの発売を記念して、銀座三越本館6階のGINZAステージでポップアップを開催。1stデリバリーの全14型を取り揃えている。期間は9月17日まで。

◼️ポップアップ 概要会期:2024年8月28日(水)~2024年9月17日(火)会場:銀座三越 本館6階 GINZAステージ所在地:東京都中央区銀座4-6-16営業時間:10:00~20:00 ◼️オンワード・クローゼット