10~11インチほどのタブレットは、カバンに入れて携行しやすいなど取り回しが良く、コンテンツ消費からノートパソコンライクな運用まで幅広い用途に対応しやすいメリットがあります。
ここでは5万円前後の価格で買えるコスパに優れた「Androidタブレット」注目のモデルをピックアップして紹介していきます。
●Galaxy Tab S6 Lite
「Galaxy Tab S6 Lite(2024)」は、サムスン電子ジャパンが7月に発売した10.4インチのタブレット。2023年モデルからプロセッサーが刷新されています。
ポイントは充電なしで利用できるスタイラスペン「Sペン」が付属すること。公式サイト価格5万3570円(税込、以下同)という手ごろな価格もあって、ちょっとしたスケッチやメモを用途として想定するならコストパフォーマンスの良い1台となりそうです。
アプリウィンドウをパソコンのように複数配置し、マルチタスクを行うこともできます。
ただし、プロセッサーが刷新され前モデルよりは性能がアップしたものの、搭載する「Exynos1280」は2022年ごろのミッドレンジスマホなどで採用されていたもの。最新のゲームアプリや画像・映像編集などは厳しそうです。
メモリは4GB、ストレージは64GB。物足りなさを少し感じるスペックですが、microSDメモリーカードでのストレージ拡張に対応しています。
●Lenovo Tab Plus
「Lenovo Tab Plus」は、レノボ・ジャパンが7月に発売した11.5インチのタブレット。公式サイト価格4万9830円と手ごろな価格が魅力です。
特徴は、JBL製スピーカーを計8基搭載した音質にこだわった仕様になっていること。マトリックス・ツイーター4基、フォース・バランスド・ベース・システム4基を搭載しています。
スマートフォンなどをBluetoothで接続してポータブルBluetoothスピーカーとして利用するのもおすすめとのことです。
またタブレット本体にキックスタンドが備わっていることも見逃せません。別途スタンド類を持ち歩かなくても、机上に立てかけてコンテンツを視聴・再生できるのは便利です。
搭載するプロセッサーは、ミッドレンジ向けの「MediaTek Helio G99」。メモリは8GB、ストレージは256GBを備えます。microSDメモリーカードにも対応します。
別売で機能をカスタマイズできるボタン付きのスタイラスペン「Lenovo Tab Pen Plus」も用意されている点にも注目。手書き入力などが必要な場合には、併せて検討してみると良いでしょう。
●LAVIE Tab T11(T1155/HAS)
「LAVIE Tab T11(T1155/HAS)」は、NECパーソナルコンピュータが7月に発売した11インチのタブレット。公式サイト価格4万7080円からと今回紹介したモデルの中で最も手ごろな価格です。
採用するプロセッサーは「MediaTek Helio G88」で、メモリは4GB、ストレージは128GBを搭載。microSDメモリーカードもサポートします。本モデルも比較的処理の軽い作業での運用を想定しておくと良いでしょう。
特筆すべきポイントは、Dolby Atmos対応のクアッドスピーカーによる臨場感あるサウンド。動画視聴や音楽再生などのエンタメを上質なサウンドで楽しめます。
またパソコンのセカンドディスプレイとして利用できることや、手書き計算用アプリが搭載されていることなどにも注目です。
別売のアクセサリーが充実していて、必要に応じて使い方を広げやすいことも見逃せません。
充電式で4096段階の筆圧感知などに対応する「デジタルペン3(PC-AC-AD042C)」や、そのペンの収納にも対応したタブレットカバー(PC-AC-AD047C)、キーボード(PC-AC-AD049C)、ガラス保護フィルム(PC-AC-AD048C)まで純正で用意されています。
キーボードとセットで購入すれば外出時の予備デバイスとして、メールチェックや簡単な書類作成などに活躍してくれそうです。