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『熱烈』ワン・イーボー、キャリアの原点ブレイキンへの思い「踊ることが私を幸せにしてくれる」

2024年08月28日 14:21  cinemacafe.net

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ワン・イーボー『熱烈』©Hangzhou Ruyi Film Co.
ワン・イーボー主演最新作『熱烈』から、キャリアの原点といえるブレイキンとの出会いを語るインタビューとともに新場面写真2点がシネマカフェに到着した。

ドラマ「陳情令」で大ブレイクし、今年はトニー・レオンとW主演の『無名』(5月3日公開)、『ボーン・トゥ・フライ』(6月28日公開)、そして本作と主演3作品が連続公開されるワン・イーボー。

ワン・イーボーは「私が初めて習ったダンスもブレイキンでした。当時、病院で点滴を受けていたときにCCTV(中国中央電視台)で放送されていたダンスの大会を見て、すっかりハマってしまいました。ダンサーたちはおそらく当時10代でした。彼らのパフォーマンスはとてもカッコよかった」と語り始める。

ブレイキンと出会い、2014年にアイドルグループ「UNIQ」のメインダンサー兼リードラッパーとしてデビュー、2020年からはストリートダンス対戦リアリティ番組「ストリート・ダンス・オブ・チャイナ」に出演し、「隊長」としてチームを2度の優勝に導いた。

「踊ることが私を幸せにしてくれるので、それ以外に幸せの源はありません」と語る通り、ワン・イーボーにとってブレイキンは特別なパフォーマンスだ。そんな彼に『熱烈』の監督ダー・ポンから主演のオファーが届く。

台本を読んだワン・イーボーは「この作品がブレイキンをテーマにした映画だということが一番印象に残りました」と出演を即決した。

プロを目指すチェンが加入するブレイキンのプロチーム「感嘆符!」のメンバーには、全国から集められたプロのダンサーが起用されている。中には「ストリート・ダンス・オブ・チャイナ」出演者も。

「スタッフとダンサーのみんなに感謝したいです」と語る彼は、プライベートでも撮影時の休憩中に旧知のメンバーからB-Boy(ブレイクダンサー)の動きの手ほどきを受けたそうだ。

「実は、全国大会のラストシーンで怪我をしたダンサーが多かったのですが、撮影終了後、みんな笑顔で帰っていったので、とても感謝しています」と、仲間たちと一緒に作り上げたダンスシーンで最高のパフォーマンスを披露できたことに謝意を表している。

そして「スタントマンの中にピーピー(皮皮)という子がいて、彼は私のことをいつもブラザーと呼んでいたのですが、彼が踊っているのを見ると、自分が子供の頃に踊っていたときの感覚、ダンスが純粋に好きだという気持ちを思い出します」と、キャリアの原点にはブレイキンとの出会いと熱烈なダンス愛があったと明かしている。

最後に『熱烈』の最大の見どころであるブレイキンについて、「ブレイキンは、やはりとても難しいダンスで、たくさんの技術が必要なため、私が数か月で練習できるようなものではありません。私たちはいろいろな種類のダンスを練習するのですが、どのダンスも必要な動きを覚えるのに少なくとも半年はかかるので、スタントマンの友人たちが私のために動きを仕上げてくれて、本当にありがたかったです」とコメント。

「彼らがいなければ(主人公の)チェン・シュオは存在せず、私たちみんながチェン・シュオです。みんなありがとう!」と監督、キャスト、スタッフが一丸となって主人公チェンの心揺さぶる物語が完成したと感謝の言葉で結んでいる。

今回解禁された新場面写真は2点。最初の1枚は、父の借金返済のために仕事をかけ持ちするチェンが、自動車整備場でタイヤをウエイト替わりに体幹を鍛えるストイックな姿をとらえている。

そして「感嘆符!」に加入したチェンがプロダンサーとして初舞台に臨む場面。緊張しながらも最高のダンスを披露する決意がひしひしと伝わってくる1枚となっている。

『熱烈』は9月6日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。





(シネマカフェ編集部)