気象予報士の木原実が注意を呼びかける漫画『灰仭巫覡』のCMが公開された。漫画CM担当は人生初で、災害時の情報は「自分で調べたこと以外はまず疑うこと」と呼びかけた。
【動画】そらジロー出て来そうな雰囲気(笑) 木原実ナレーションの漫画CM映像 2024年8月中旬より、気象予報士の木原がナレーションを担当する『灰仭巫覡(カイジンフゲキ)』のCMがTVなどで公開中。
木原が「日本上空に【颱(ち)の”夜” キャサリン】の発生が観測されました」と注意を呼びかけており、BGMにのせてしっかりとした口調で気象予報を伝える様子は、まるであの人気お天気コーナーのよう。ただし、「くれぐれも外出を控え、身の安全をはかってください」などと伝えている。
――『灰仭巫覡』をお読みになった感想を教えてください。
【木原】とても面白かったです。~昔は天災と呼ばれていた~昔から洪水や嵐は妖怪の様に絵に描かれたりして擬人化されてきました。その点、夜の襲来は大変興味深いです。そしてとにかく絵が素晴らしい。はやく2巻が読みたいです。
――災害時には様々な情報が飛び交いますが、情報を正しく取り扱うために気をつけることはありますか?
【木原】 自分で調べたこと以外はまず疑うこと。情報の出どころがオフィシャルなのかパーソナルなのかを確かめること。複数の情報を照らし合わせていつの段階の情報なのか、時間経過を知ること。まずはこんなところでしょうか。
――今回のCMではファンタジー世界の気象予報として、ナレーションを入れていただきました。普段、気象予報を伝えるときに気をつけていることはありますか?
【木原】 情報が多すぎると早口になるので情報をあえて減らすこと。天気予報の時間に視聴者が覚えられることは3つくらいだと思って言葉を選ぶこと。出来ていませんが(笑)
――人生初のマンガCMでしたが、収録の感想がありましたら教えてください。
【木原】 普段はカメラで収録したグルメとか、部活動のドキュメントとか、現実の画像にナレーションを付けますが、「絵」に付けるのは初めてでガチガチに緊張して舌が攣りました。
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