上司の嫌味やいじりに対し、直接言い返すのはなかなか勇気がいる。しかし、人事に訴えることで反撃したというエピソードが寄せられた。東京都に住む60代男性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収450万円)には、かつて離婚経験のある上司がいた。
「離婚経験があるからか、私が結婚、翌年に子宝に恵まれたことを面白く思わず、『奥さんも赤ちゃんもきっと太ってるんだろう?』と憶測で冗談を投げてきました。いきなりです」
と、当時の怒りを振り返った。(文:林加奈)
「新しい家族を侮辱したことは許せないとはっきり伝えました」
冗談のつもりでも許せない暴言を吐かれた男性。2時間ほどたってから沸々と怒りがわいてきたという。
「言われたことを正確にメモにとり、総務部へ直接出向き人事部長にメモを見せながら冷静に説明しました。どれだけ心に傷つく言葉を言われたか、自分のことならまだしも新しい家族を侮辱したことは許せないとはっきり伝えました」
男性の言い分はもっともだ。家族のことを悪く言われて不快に思わない人などいない。この一連の出来事が影響してか、上司の進退に動きがあった。
「それから3か月ほどしてかの上司は地方へ転勤。彼は半年持たず退職しました。自分は定年後も今の会社で勤めております」
スカッとする顛末を明かした男性。「あの時、我慢していたらきっとさらに大切な家族を侮辱する嫌がらせを言われていただろうと思います」と、結果に満足した様子で投稿を結んでいた。
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