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Ryzen 9000シリーズの上位モデルがデビュー! 早速好調に売れる

2024年08月26日 12:51  ITmedia PC USER

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新CPUの販売開始を知らせるドスパラ秋葉原本店の立て看板

 8月23日、AMDの新型CPU「Ryzen 9000」シリーズで上位となる「Ryzen 9 9950X」と「Ryzen 9 9900X」の販売がスタートし、各ショップの店頭に並んだ。主な仕様と価格は以下の通りだ。


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●9950X人気先行と9900X優位のショップが混在


 先行して8月10日に登場した「Ryzen 7 9700X」や「Ryzen 5 9600X」は出足に様子見感が漂っていたが、今回の2モデルは初回から好調に売れているという声が多い。


 両モデルの初回分が初日に売り切れたTSUKUMO eX.は「新シリーズは、やはり最上位クラスを求める人がまず購入しますからね。同世代のチップセット(AMD X870E/X870)搭載マザーもまだ登場していない状況ですし、売れ方に差が出るのは仕方ないかなと」と話していた。


 上位2モデルの売れ方もショップによって差がある。多くは最上位の9950Xの人気が先行しているが、9900Xの方が先に売り切れたというところも。オリオスペックは「9900Xの方が初回入荷分が少なかったようで、そこも関係しているかもしれませんね」という。


 ただ、両モデルともに再入荷のメドは立っている様子で、枯渇状態が続く心配はなさそうだ。


●Ryzen新シリーズに「7800X3D」の次を待ち望む声も


 順調に売れているRyzen 9000シリーズの上位モデルだが、未発表モデルを待ち望む声も少なからず聞かれるそうだ。


 あるショップは「3D V-cache搭載の3Dモデルを待っているという方が既にいらっしゃいますね。具体的には『Ryzen 7 7800X3D』の次を待っているという声はよく聞きます」という。


 2023年4月に登場した「Ryzen 7 7800X3D」は、Zen 4アーキテクチャ採用の3Dシリーズの中でも人気のモデルで、現在も6万5000円強から7万2000円前後の価格で出回っている。


 Ryzen 9000のX3Dシリーズは正式発表されておらず、販売時期も当然ながら未定だ。それでも「もうAMD X870E/X870チップセット搭載のマザーボードと組み合わせて組むことを想定して、予算を準備しているという声も聞きました」(某ショップ)と、登場を前提に待っている人もいる様子だ。「ウチとしても7800X3Dや7900X3Dが枯渇する前に登場してほしい思いはありますね。Ryzenの主力ですから」(同店)との声もあった。


●サーマルテイクから磁気デイジーチェーン接続のファンが登場


 汎用(はんよう)ファンでは、Thermaltake(サーマルテイク)から「CT EX ARGB Sync」シリーズが登場している。磁気デイジーチェーン接続に対応し、最大8基の同シリーズファンをつなげられる。


 ラインアップは120mm径と140mm径の2種類で、それぞれ3個セットのみが出回っている。価格は順に9500円前後と1万円前後だ。カラーはブラックとホワイト、ハイドランジアブルー、抹茶グリーンの4種類がそろう。


 入荷したTSUKUMO eX.は「ケーブルを減らせるデイジーチェーンは一定の需要がありますね。サーマルテイク独特のカラバリでそろえたい人にも良い選択肢になると思います」と話していた。


 なお、同社から2023年5月に登場した磁気デイジーチェーン接続の先行シリーズ「SWAFAN EX」とは互換性がない点は留意したい。


●「Saturn Pro」など、XXLサイズのマウスパッドが登場


 マウスパッドでは、Lethal Gaming GearからXXL(幅が約1000mm×奥行きが500mm)サイズの布製モデルが複数登場している。


 コントロール性重視の「Jupiter Pro」と、スピード重視の「Neptune Pro」、バランスタイプの「Saturn Pro」があり、価格は順に1万3000円弱と1万5000円強、1万3000円弱となる。いずれもカラーは黒で、「Saturn Pro」のみレッドも用意している。


 入荷したパソコンSHOPアークは「これまでのXL(同約490×420mm)やXL SQ(同約500×500mm)サイズだと、パッドの端にキーボードが引っかかったり乗り上げたりする人もいまして。そこが気にならないように机上を覆ってしまえるところがポイントですね」と評価していた。


 売れ筋はバランスタイプの「Saturn Pro」ながら、ユーザーの好みやタイトルごとの適正によって売れるモデルは変わるとのことだ。