タニグチは、1996年に広島県で誕生。2018年に京都精華大学芸術学部日本画コースを卒業、2021年に京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程を修了した。祖母が広島で被爆し自身も被爆3世であることから、血の繋がり、人との繋がりとその歴史と現在の自分を形作る関係性などに興味を持ち、和紙や墨など日本画で使用する素材を作品に落とし込み、草木染めや自身で染めた和紙を用いて人の肌の質感を表現している。
同個展は、好事家の山口’Gucci’佳宏が主宰するアートを中心に、何処でも面白く興味のあるものを紹介する企画「at any place Interesting stuff showcase」の一環として開催。タニグチが「流動的なイメージ」や、「感情の周りに付随する流れや動き」をテーマに制作した作品を展示する。