アマゾンジャパンは8月1日、Amazon Echoシリーズのスマートディスプレイ「Echo Show 8(第3世代)」を日本で発売しました。
ここでは、新世代モデルの主な特徴について、3つのポイントを追っておさらいしていきましょう。
●3年ぶりの新モデル デザインを刷新
Amazon Echoブランドでは、ディスプレイが備わっていない“スピーカー”が主用途の製品や、小型のディスプレイが備わっている製品などさまざまなモデルが展開されています。その中でも「Echo Show」シリーズは、コンテンツ視聴なども可能な、大きめのディスプレイが備わったスマートディスプレイとしての選択肢になります。
そんなAmazon Echo Showには、主に5/8/10/15インチの4サイズのモデルが展開されています。ここで解説する「Echo Show 8」は、一般的なスマートフォンよりもひと回り大きい8インチのディスプレイを備えたモデルです。
「Echo Show 8」における過去機種の変遷を抑えておくと、まず2019年秋に第1世代モデルが、2021年夏には第2世代モデルが発売され、そして2024年8月に約3年ぶりとなる「Echo Show 8(第3世代)」が発売されたという流れです。
本世代では、デザインが刷新されており、ディスプレイにフレームレスのガラスカバーが採用されたほか、本体がより曲線的な外観へと変わっています。横から見たときに、ディスプレイベゼルの近くがキュッとくびれているのが特徴的です。
価格は2万2980円(税込)。カラーバリエーションは、「グレーシャーホワイト」と「チャコール」の2色展開です。
●新モデルで強化された3つのポイント
新モデルで注目しておきたいポイントは主に3つあります。1つ目は、プロセッサーが強化されたこと。これにより、ディスプレイの反応が従来よりもスムーズになっています。また、ユーザーがデバイスからどのくらいの距離にいるかによって、ホーム画面のコンテンツ表示を調整する機能などもサポートしました。
2つ目は、フロントカメラの位置が本体中央に変わったこと。これによってビデオ通話の際に、ユーザーが画面をのぞき込む位置と、カメラに写る位置が一致し、より快適に利用しやすくなりました。なお、カメラの解像度は1300万画素あり、自動フレーミング機能も備わっています。
3つ目は、スピーカーが強化されたこと。Echoシリーズの上位モデルである「Echo Studio」から空間オーディオ技術を踏襲しており、より臨場感のあるオーディオ再生を楽しめるようになりました。
そのほかのトピックとしては、Zigbee、Matter、Thread対応のスマートホーム製品と直接ペアリングできるようになったこともチェックしておきましょう。
●向いている用途 エンタメを楽しもう
Echo Show 8は、ディスプレイが備わっているEcho Showシリーズの中でも、コンパクトで設置がしやすいモデルになっています。リビングの棚や、テレビボードの隅、書斎のデスク上など、ちょっとした空間に配置できるでしょう。カメラも備わっているので、ビデオ通話や見守り用途のネットワークカメラとして使うこともできます。
また、8インチのディスプレイは、動画コンテンツや楽曲の歌詞表示なども楽しみやすいサイズ感です。本世代では空間オーディオが強化されていることもあり、エンタメを楽しむのにも向いているでしょう。