2024年08月23日 09:21 ITmedia NEWS
米Appleは8月22日(現地時間)、欧州連合(EU)のデジタル市場法(DMA)順守のための、圏内でのApp StoreとiOSのポリシーに関する新たな変更を発表した。Webブラウザ選択やデフォルトのアプリ設定などの方法に関するものだ。
Webブラウザ選択画面は欧州圏内では既に提供しているが、これを改善し、Safariをデフォルトブラウザに設定しているすべてのユーザーに対し、年内のiOS更新後、Safariを初めて起動したときに選択画面が表示されるようにする。
ユーザーがSafari以外のWebブラウザをデフォルトに設定している場合は、選択画面は表示されない。
選択画面のWebブラウザの表示順はアルファベット順ではなく、その順番についての説明はない。各アプリのアイコンと、短い説明が表示される。候補は12種類あり、ユーザーがすべてをスクロールして表示しないと設定できなくなっている。
Appleはまた、Webブラウザ以外の基本アプリの設定についても更新した。欧州圏内のユーザーは現在、Webブラウザだけでなく、メール、アプリストア、非接触型アプリのデフォルトを設定できる。年内のアップデートで、電話、メッセージ、パスワードマネージャー、キーボード、通話スパムフィルタのデフォルトも設定できるようになる。
これに伴い、Apple純正のApp Store、メッセージ、カメラ、写真、Safariを削除できるようになる見込みだ。