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史上3頭目の快挙なるか サトノレーヴが函館SS→キーンランドCの連勝狙う

2024年08月22日 20:00  netkeiba

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函館スプリントSを制したサトノレーヴ(今年6月撮影、ユーザー提供:U.Yukiyaさん)
 史上3頭目の偉業なるか。函館スプリントSを制したサトノレーヴ(牡5、美浦・堀宣行厩舎)が、キーンランドカップ(3歳上・GIII・芝1200m)で重賞連勝を狙う。

 サトノレーヴは父ロードカナロア、母チリエージェ、母の父サクラバクシンオーの血統。半兄のハクサンムーンは12年の京阪杯、13年のアイビスSDとセントウルSを制した快足馬。GIでは2着が2回、3着が1回あったものの、戴冠には届かなかった。遡ればコスモドリームやウインブライト、ラッキーゲランやオースミシャダイと同じ一族の出身となる。

 ここまで8戦6勝。休み休みのローテーションではあったが、5戦4勝でオープン入り。休み明け、かつ重賞初挑戦となった3走前の阪急杯は4着だったが、続く春雷Sでオープン初勝利。勢いに乗って前走の函館スプリントSで重賞初制覇を果たした。好位を取れて、かつ直線でひと脚を使えるレース巧者。5歳といってもキャリアは浅く、今後のスプリント界を担う存在となるだろう。

 これまで函館スプリントSの勝ち馬は同年のキーンランドCに13頭が挑み、[2-1-4-6]の勝率15%、複勝率54%。勝ったのは10年のワンカラットと11年のカレンチャンの2頭のみ。牡馬に限れば6頭が出走し、08年のキンシャサノキセキと15年のティーハーフの3着が最高着順となっている。サトノレーヴはジンクスを克服できるか。今回は主戦の浜中騎手がナムラクレアに騎乗するため乗り替わりとなるが、代役がレーン騎手なら頼もしい限り。是非とも重賞連勝を果たし、秋の大舞台の主役候補に名乗りを上げてほしい。