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テレビアニメ『チ。 ―地球の運動について―』エンディング曲はヨルシカが担当。n-bunaのコメントも

2024年08月22日 13:10  CINRA.NET

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Text by CINRA編集部

テレビアニメ『チ。 ―地球の運動について―』のエンディング曲“アポリア”を、ヨルシカが担当することが発表された。

原作は、15世紀のヨーロッパ某国を舞台に、地動説を証明することに自らの信念と命を懸けた者たちを描いた魚豊の同名漫画。地球が宇宙の中心でその周りを惑星が動いているとする「天動説」こそがこの世の真理だとされ、その理を覆すようなことを信じたり、研究することが重罪だった時代に、謎めいた学者フベルトの言葉で「地動説」の可能性を知った神童ラファウが、自らの「知」と「血」、さらには命を懸けて「地」動説の証明に挑むことになるというあらすじだ。

ラファウ役に坂本真綾、異端審査官ノヴァク役に津田健次郎、フベルト役に速水奨がキャスティング。アニメーション制作はマッドハウス、オープニング主題歌はサカナクションが担当する。10月の毎週土曜23:45からNHK総合で放送される。

エンディング曲を務めるヨルシカのn-bunaからコメントも到着した。

ヨルシカ

【n-buna(ヨルシカ)のコメント】

1.原作・台本を読んだときの感想

大変好きな漫画です。魚豊さんの漫画にはひゃくえむ。から続く人間的な熱がいつも潜んでいて、それがテーマと結び付いたときに爆発的な面白さが出てきます。チ。は「知る」ことへの熱を具現化したような作品なので、それとヨルシカで今作りたいものの共通項を、台本を読みながら考えました。

2.エンディングテーマに込めた想い

アポリアは哲学の言葉で、答えのない問いや、困惑を意味します。知りようのないものを知りたいという心を、アポリアになぞらえながら書きました。

歌詞に出てくる気球は、際限のない知の欲求の喩えです。気球は地表を離れて、段々と高く登っていく。気球の中から下を覗くと、地表にいた時とは違う景色、海が見えて、そこには魚の群れが白く光っている。そういう曲です。

僕の中でのチ。の解釈は「知」です。

3.ファンに向けて一言

素晴らしい原作の、その映像化に携われたことを光栄に思っています。よろしくお願いします。