俳優の伊藤淳史が主演を務め、波瑠が共演する日本テレビ系『24時間テレビ47』(8月31日、9月1日)内スペシャルドラマ『欽ちゃんのスミちゃん ~萩本欽一を愛した女性~』(31日後9:00ごろ)の追加キャストが22日、発表され、東貴博、渡辺隆(錦鯉)、アタック西本(ジェラードン)の出演が決定した。
【場面写真】ほっこり!互いを思い合う欽ちゃん&澄子さんを演じる伊藤淳史&波瑠
今年のスペシャルドラマでは、24時間テレビ初代総合司会を務めた萩本欽一と妻・澄子さんの夫婦の物語を描く。コメディアンとして、これまで公に私生活を語ることがなかった萩本の知られざる一面に迫る。萩本にとって、澄子さんはどんな存在だったのか、澄子さんは萩本をどう思っていたのかを映し出す。日本のエンターテインメント史を塗り替えた偉大なコメディアン・萩本を伊藤、寄り添い続けた妻・澄子さんを波瑠が演じる。
萩本の師匠で、昭和を代表するコメディアン・東八郎さんは八郎さんの実の息子である東貴博が演じる。八郎さんは、若かりし日の萩本にとって優しい師匠で、八郎さんがいたからこそ、多くの芸を学びスターに成長していった。そして、貴博にとっては、八郎さんを亡くした18歳の頃から、萩本は父代わりであり、芸の師匠でもある。今回初めて、八郎さんとしてドラマ撮影に臨んだ。
貴博は「欽ちゃんが師匠と慕う、八郎。欽ちゃんを“欽坊”と呼び、弟のようにかわいがった八郎。『僕の芸はみんな東さんから教わったんだよ。今度は僕が君に教える番だ』。八郎が亡くなった日、欽ちゃんが私に言ってくれた言葉です。あの夏から36年、我が父・東八郎を演じ、そして、師匠である欽ちゃんを“欽坊”と呼ぶことになるとは。なんか気持ちいい」とコメントを寄せた。
渡辺は、伝説の芸能リポーターを演じる。萩本と澄子さんが迎えた大きな節目に、大活躍を見せる。俳優としてのキャリアはまだ短いにもかかわらず、重厚な雰囲気を醸せることに、撮影ではスタッフ一同驚きを禁じ得なかったという。渡辺は「初めてこんなにがっつりドラマに出させていただきました。伝説の芸能リポーターの役を演じましたが、メイクさんの丁寧な仕事や、周りのエキストラさんの熱演のおかげで、僕は本当に伝説の芸能レポーターさんにでもなったんじゃないか?と錯覚するほど、役に入り込むことができました」と感謝した。
アタック西本は、萩本と伝説のコンビ・コント55号を組んで国民的人気を博した坂上二郎を演じる。「ノーメイクでいける」説もあるほど激似な姿も見どころとなる。アタック西本は「似てますかね?二郎さんに。似てるといいんですけど。ドラマの経験も少ない上にいきなりあの伊藤淳史さんや波瑠さんが目の前に来て、心が追い付かないまま撮影という感じで、一生懸命顔に出ないようにしましたけど、ずっと緊張してました!!ドラマの二郎さん、よく見ると緊張で口元がぷるぷるしてるかもしれませんがぜひ見てください!」とユーモアを交えながら、呼びかけた。
さらに、当時の気鋭の演出家役を大河ドラマの常連である芹澤興人、萩本の先輩芸人役を連続テレビ小説『虎に翼』での好演が光る高橋努という、日本のドラマ・映画界に欠かせない実力派俳優が演じる。加えて、リリー(見取り図)、チャンス大城、金澤美穂、小木茂光ほか、個性的な面々が彩りを添える。
また、萩本と澄子さんのほっこりツーショットも解禁された。互いを大切に思い合う2人の、大切なワンシーンとなっている。