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ヨウヘイ オオノが映画「箱男」の一部衣装をデザイン、原作は安部公房

2024年08月21日 12:01  Fashionsnap.com

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ヨウヘイオオノがデザインした衣装

Image by: ©2024 The Box Man Film Partners
 「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」が、映画「箱男」の⼀部⾐装デザインを担当した。映画公開日は8⽉23⽇。

 同作は、安部公房が1973年に発表した同名小説が原作。「⼈間が⾃⼰の存在証明を放棄した先にあるものとは何か?」をテーマに、頭からダンボールを被り、都市を徘徊する「箱男」について描く。主演を永瀬正敏が務め、佐藤浩市や浅野忠信、白本彩奈らが出演する。
 ヨウヘイ オオノは、浅野忠信が演じるニセ医者、佐藤浩⼀が演じる完全犯罪に利⽤しようと企む軍医、⽩本彩奈が演じる謎の⼥ 葉⼦の3人の⼀部⾐装を担当。ヨウヘイ オオノが得意とするフォルムアプローチと特異な素材使いで、「制服」という概念とその境界線を探り、独⾃の視点で制作したという。
 ヨウヘイ オオノのデザイナー⼤野陽平は、「今回はスタイリスト⼩笠原吉恵さんから⾐装のご相談を受けてデザインしました。箱男がどういった世界観の映画なのか想像もつかないまま、いただいた素材感や仕様のリクエストを⾃分なりに解釈しながら作成していきましたが、撮影現場にお伺いした時に不思議とそれまでのやりとりが腑に落ちました。⽯井監督や⼩笠原さんが⾐装に対してどこまで想定していたのかは分かりませんが、どこかヨウヘイ オオノにも通じる世界観が撮影現場にも映画全体にも感じられて、⾃分にとっても思い⼊れのある作品になりそうです」とコメントしている。