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ネット上の二次創作絵に酷似 ガンダムのカードゲーム新作が稼働延期 バンダイが謝罪、問題のカードは欠番に

2024年08月21日 11:21  ITmedia NEWS

ITmedia NEWS

機動戦士ガンダム アーセナルベース公式サイトより

 カードゲーム「機動戦士ガンダム アーセナルベース」で、8月22日から提供予定だった新作カードシリーズ「機動戦士ガンダム アーセナルベース UNITRIBE SEASON:04」のうち1枚が、ネット上で個人が公開していたファンアート画像に酷似していると指摘を受けていた問題で、同ゲームの運営チームは8月20日、「委託先のデザイン会社が、ネット上のイラストに依拠して制作していた事実を確認した」と発表して謝罪した。


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 同カードは欠番にし、新シリーズの稼働も延期する。


 「機動戦士ガンダム アーセナルベース」は、バンダイがゲームセンターなどに設置している、1プレイ200円のカードゲーム。ガンダムシリーズのモビルスーツとプレイヤーカードを組み合わせてデッキを構築し、全国のプレイヤーと戦う。


 新作のカード「UNITRIBE SEASON:04」は8月11日に発表した後、サイトでカードのデザインを順次公開していた。16日に公開されたうちの1枚「UT04-044」が、ネット上でファンの個人が公開していた二次創作イラストに酷似していると、そのイラストを描いた本人などが指摘して騒動になっていた。


 運営チームは、委託先デザイン会社がこの二次創作イラストに「依拠して」公式カードのイラストを制作していたと確認。このカードを欠番にする対応を行うため、「UNITRIBE SEASON:04」の稼働開始日を延期することに決めた。


 今後は「イラスト制作時のチェック体制の強化を図ることで、再発の防止に務める」としている。また、今回の問題について「さまざまご意見をSNSなどでいただいているが、個人への誹謗中傷や真偽不明な事実の拡散は控えてほしい」と述べている。