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鳩のバトロワゲーム「ハトルロワイヤル」公開 鳩が豆で撃ち合う

2024年08月20日 11:51  ITmedia NEWS

ITmedia NEWS

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 鳩のメタバース「ハトバース」を運営するファクトリーは8月20日、鳩が豆で撃ち合うバトルロイヤルゲーム「ハトルロワイアル」のiOS版を公開した。20羽の鳩が武器やアイテムを拾いながら戦い、最後まで生き残ったユーザーが勝利というゲームだ。Android版も近日公開予定。


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 飛行機からマップ上の好きな位置で飛び降り、口から豆を発射したりクチバシでつついて別の鳩を攻撃する。豆を拾うと持っている武器の銃弾が補充される。


 勝つとコインを得ることができ、コインを集めると「工事現場ハト」「ゴーグルハト」「メキシカンハット」などのスキンを獲得できる。「特別におしゃれなハトスキン」(白い鳩やゴールデンハト)はアプリ内課金で購入する。ゴールデンハトは高い(1600円)。


 順位やハトを倒した数はカウントされ、ランキング画面にて表示さるため「是非上位ハトを目指してください」としている。


●「ハトバース」売上につながらず……今回は本気「これは仕事だ」


 同社は「ハトバース」の他「ハトジャンプ」「セクシーハトジャンプ」といった鳩のゲームを作ってきたが「ゲーム本来の楽しさや売上よりも、笑える機能を実装することに注力しすぎた結果サービスの改善に取り組めず、結果的に全然売上も上がらなかったため仲間に多大なる迷惑をかけてしまった」という。


 「ハトルロワイヤル」も冗談から生まれた。2年前に「バトルロワイヤルゲームが流行っているので、キャラを鳩にして『ハトルロワイアル』と言いたい、『ハトルロワイアルを作ったぞ』と言いたい」と思ったことが始まりだ。


 だがここ2年間、いくつかのゲームをリリースして「圧倒的絶望も経験した」ことで、仲間からも「これは仕事だ。必要以上にふざけるんじゃない」と言われ、「目が覚めた」という。


 このため「ハトルロワイアル」は「しっかりとビジネスとして取り組み、日本発、そして世界初のハトのバトロワFPSならではの楽しみを提供するゲームとして改善を繰り返しす」と宣言。


 ただ「カラスやニワトリのスキンやボイスも実装したかったが予算が足りなかった」ため、「今後は楽しい機能を追加していきつつ、売り上げを伸ばしながら魅力的なハト以外の鳥も実装していくのが次の夢」だという。


●ハトが戦う必然性をAI漫画で紹介


 ゲームの前提となるストーリーをAI漫画で公開した。


 「ハト好きな人は、ハトがかわいそう。という思いの元ゲームのプレイを控えてしまう恐れがある」と考えたため。「ハトは自らの尊厳を守るため、奴隷として扱われている仲間のハトを救うべく、自らを鍛え自らの手で自由を勝ち取る!という強い思いの元ハト同士豆で撃ち合う必要性があった」という背景を伝えている。