2024年08月20日 09:31 ITmedia NEWS
米Alphabet傘下の自動運転企業Waymoは8月19日(現地時間)、第6世代ロボタクシーを発表した。中国吉利汽車の電気自動車ブランドZeekrのミニバンにシステムを統合した。
Zeekrと協力してハードとソフトを一から設計するアプローチを採ったことで、コストを大幅に削減しつつより多くの機能が実現できたとしている。
第6世代ロボタクシーには、13台のカメラ、4台のLiDAR、6台のレーダー、一連の外部オーディオ受信機(EAR)からなるセンサースイートが搭載され、車両の全周囲、最大500メートル離れた場所、昼夜を問わず、さまざまな気象条件で、重複した視野を提供するという。
このセンサースイートはすでに実世界で数千マイルのテストを経験しており、シミュレーションでは数百マイルの経験を積んでいる。それに加えて以前の世代の車両で収集した経験データからも学習するので、基礎モデルのトレーニングと検証に必要なマイル数は大幅に削減されたとしてる。
Waymoは現在、米国のフェニックス、サンフランシスコ、ロサンゼルスでロボタクシーサービスを提供している。第6世代の公道でのテストをすでに開始しているが、この車両でのサービス提供時期についてはまだ発表していない。