上司から夫婦仲にまで干渉されるのはしんどい。山口県の30代女性（教育・保育・公務員・農林水産・その他／年収300万円）は、夫と同じ会社に勤務しており、「私は平社員、主人は色々と指導する上の立場です」と明かす。
数年前、2人よりも上の上司が異動になり、「新しく赴任してきたＡさん（男性）」が従業員と面談をすることに。女性はその面談の際、初対面のAさんからいきなり
「あんな良い旦那さん絶対外で立てないとダメ！じゃないと夫婦仲上手くいかんよ！わかる！？わかってないでしょ！？」
などと、耳を疑うような発言をされたという。（文：林加奈）
上司の仕事は「一社員の夫婦関係にとやかく言うことではないのでは？」
女性の夫とその上司は、もともと面識があったらしく「旦那さんいい人ですね」と言われたという。そこまではよかったが、初めての面談で、仕事の話ではなく「夫を立てろ」などと説教が始まって唖然とした女性。
「『は？初対面で、仕事の話もせず、何？』って思いました。腹が立ちましたが、それを抑えて『何でですか？』と聞いたら『他の人から聞いたけど、全然旦那さんを大事にしてないじゃないですか！そんな態度ばっか取ると可哀想！』ですって」
「本人から聞いたわけでもなく、事実確認するでもなく、というか仕事に関係ないことで一方的に悪者扱い。会社の上司って現場を円滑に回すのが仕事であって、一社員の夫婦関係にとやかく言うことではないのでは？」
女性の主張はもっともだ。人づてに聞いた話を信じ込んで「全然旦那さんを大事にしてない」などと決めつけるのはいかがなものか。
「一応言っておくと、私たち夫婦は上手くいってないという事実は無く、もちろんお互いに暴力、暴言等もありません。夫婦喧嘩はたまにするけど、ちゃんと解決して仲直りしながら一般的な夫婦関係を築いて生活をしてきました。それを何も知らない初対面の上司に『旦那を大事にしてない』なんて言われる筋合いはありません」
と、当然の思いを語る。そして
「初対面が最悪だったので、私はＡさんには何も話さないと決めました。あの初対面から数年経ちますが、もちろん謝罪もありません」
といい、最後まで怒り心頭でつづっていた。
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