たばこ休憩には賛否両論ある。長崎県に住む60代前半の男性(専門職/コンサルタント・士業・金融・不動産/年収550万円)は、たばこ休憩に悪い印象があるようだ。
「朝礼が終わると喫煙室へ行く、昼休み後の昼礼が終わると喫煙室へ行く、もちろん、これ以外の時間でも喫煙室へ行く、このような社員が多数いました」
と喫煙者の実態に苦言を呈した。(文:真鍋リイサ)
「そういった人に限って、時間管理や進捗管理ができていなくて残業するイメージ」
このように男性が昨年定年退職した会社では、休み時間外に「たばこ休憩」という名のサボりをする社員が多く存在していた。「喫煙室では大声での談笑、スマホが常態化していました」というように、喫煙所がサボり場所になってしまっていたようだ。
「さすがに昼礼後の喫煙室直行はよくなかろうと、所長代理が注意しましたが、効果はその時だけでした」
上司の注意があっても状況が変わることはなかった。そもそも喫煙所に通う社員には仕事へのやる気が感じられなかったようだ。
「そしてこのような社員に限って、事あるごとに『忙しいから新たな仕事はできない』と平然と言い放っていました。そのツケは真面目に働く社員へ回ってきますので、真面目に働くのが馬鹿らしい会社でした」
喫煙者のせいで他の社員が損をする状況は良くないだろう。兵庫県に住む40代後半の男性(事務・管理/年収250万円)もまた、たばこ休憩にこう物申す。
「基本的に定められた休憩時のみにタバコは吸うべき。別に休憩外でも構わないが、タバコ休憩を取った上で残業するのは違うと思う」
たしかに勤務時間中にも休憩を取っていながら、残業代をもらって働くのはおかしい。非喫煙者が不満を持つのも無理もないだろう。
「そういった人に限って大体、タイムスケジュールが流動的で時間管理や進捗管理ができていなくて残業するイメージ。ちゃんとスケジュール管理ができてる人は定時休憩のタバコ休憩だけで十分仕事できている」
たばこ休憩がサボる時間になってしまう事態は避けるべきだろう。