お盆も終わった。この時期からは残暑見舞いを出すことになるが「何が残暑だよ」って言いたくなるぐらいにはまだまだめちゃくちゃに暑い。こういう暑いときは無理せず、冷房を効かせた部屋でゆっくりするのが一番！
しかし、それでもなお暑いと感じたのであれば、これはもう怪談で体の中から。つまり肝から冷やすしかないだろう。なんか今年の暑さは9月に入っても続くって話もあるので、今回はシンプルに怖い話をして、暑気払いをしようではないか。（文：松本ミゾレ）
「押してもいないのに霊安室のある地下まで運ばれた」
今年の7月中旬、ガールズちゃんねるに「職場の心霊話しよう！」というトピックが立っていた。ここに職場にまつわる怖い話がいくつか書き込まれていたので、ちょっと紹介したいと思う。
まず先陣を切ったのがトピックを立てた当人。この方は病院勤務とのことだが、「当たり前のように誰もいない部屋からナースコール鳴ります！」と書いている。病院といえば心霊話のメッカみたいなところでもあるけど、やっぱりあるんだねぇ……怖いよぅ。
そういう環境が当たり前になっていても、しっかり働いている現場の人って凄い。僕だったら即日で辞表を出してしまいそうだ。トピック内には他にも病院関連の実話とされる怪談が寄せられているので、ちょっと引用させていただきたい。
「赤ちゃんしかいない部屋で夜勤中にナースコールがしょっちゅう鳴ってた時期があった。あまりにしつこいのでブチギレた主任がドアをガラッ！！『うるさい！いい加減にしなさい！！』と吐き捨てた。その後なくなった」
「看護師。夜勤中に機材庫に医療機器を取りに行かなきゃいけなくて、運搬用エレベーターで移動してたら押してもいないのに霊安室のある地下まで運ばれた。エレベーターからは霊安室は見えないけど、霊安室の重い扉のガチャンという音が聞こえてきて、これヤバいやつかなと思って閉めるボタン連打してたら、エレベーターの監視カメラに映ってる私が終始挙動不審過ぎて守衛のおじさんが心配して非常階段でわざわざ降りてきて様子見に来てくれた」
「看護師です。以前勤めてた施設の別部署が霊障多すぎてお祓いしてた」
と、こんな具合で病院関連の心霊話は結構多く書き込まれていた。人の生き死にに関与する施設だけに、こういう話も多く集まりやすいのだろうか。
「深夜0時ごろに存在しない席の呼び鈴が鳴る」
前項では病院に限った恐怖体験を引用させていただいたんだけど、実はその他の職場で起きた心霊体験についての書き込みも多かった。面白い話も多いので、ちょっとそちらも少しだけ紹介していきたい。
「私の会社は飛び降りで1人亡くなったんだよ。それからパンチパーマの幽霊が仮眠室に出るんだって。私は会ったことないけど、パンチパーマは怖いよね」
「新人の頃、お茶出しで早く出勤した時に通過する経理の扉の曇りガラスの向こうに背の高い痩せた男性がよく立ってて、早いなー経理って大変なんだなーなんて思ってたけど、経理の人に聞いてみたら真顔でフリーズされて、いつも1番にくるのは女性だし、5年前くらいに寝てる時に心筋梗塞で亡くなった人に似てるかもって。それからは朝経理の前通る時は扉を見ないようにしてる」
「パート先の飲食店、深夜0時ごろに存在しない席の呼び鈴が鳴る」
ね？ 結構怖い話が多いでしょ？ 職場ごとに怖い話って存在するものだと気付かされる。
僕は残念なことに職場での心霊体験をしたことはないんだけど、思い返せば美容師の同級生は「マネキンの毛髪が勝手に伸びる」とか言って怖がってた。その毛も人毛を使っているとかなんとかって話だったし、意外と大勢が不気味な事例に遭遇しているのかもしれない。
ちなみに、職場の心霊話とか一切関係ない個人的な話題になるんだけど、大切な飼い猫のうちの1頭が、今年の3月30日に亡くなってしまい、この夏が初盆だった。
盆入りしてから、お骨と写真の前に猫用の美味しいおやつをお供えしていたんだけど、ちょっと目を離した隙にほとんどなくなっていた。
他にも猫がいるので、恐らく彼らが盗み食いしたんだろうけど、亡くなった猫の食べ方の癖として、どんなに大好物であっても一口分だけ残すってのがあり、お盆期間中はお供えしたおやつがごっそりなくなるも、毎回一口分だけ残されていた。
個人的には「ああ、あの猫が食べたんだな」と思うようにしている。そのほうがロマンがあるので。
まあ、とにかくみなさんも、職場についての心霊体験あるぞ！ って場合は、ぜひキャリコネニュースにも投稿いただきたい。その報告を読んで、肝を冷やして夏を乗り切りたいので……。
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