「カニの眼ってそうやって使うんだ...」
そんなつぶやきと共にX上に投稿された画像が、多くの人を驚かせている。
飛び出しているのは...(画像はハエ目ハルカ(@haemoku_haruka)さん提供、以下同)
これは2024年8月6日、Xユーザーのハエ目ハルカ(@haemoku_haruka)さんが冒頭の一文と共に投稿した画像。
水面からぴこんと伸びているのが、ヤマトオサガニの"目"だ。こんなの、潜水艦の潜望鏡じゃないか!
ピョコンと目が飛び出ているタイプのカニ、どうしてそんなことになっているのかと思っていたら、こんな便利機能だったなんて......。
このカニはどんなシーンで目を出していたのだろう? Jタウンネット記者は投稿者を取材した。
しゃがんでいると、姿を現し...
投稿者・ハエ目ハルカさんは、ハエをメインに生き物の面白さや美しさを写真や漫画、文筆で発信している30代女性。学研の図鑑LIVE「昆虫 新版」のハエ写真メイン担当を務め、文一総合出版「ハエハンドブック」への協力なども行っている。
そんな彼女が話題の「カニ」の写真を撮影したのは5日、江戸川沿いの干潟でのことだった。
「干潮時の干潟にチゴガニがワイワイとハサミを上げる中、ひと回り大きいヤマトオサガニが間にワラワラと居る。
こちらがしゃがんで大人しくしている時には姿を現すが、ひとたび立ち上がるとたちまち水たまりや泥の穴にサッと逃げ込み眼だけ出してこちらを見ていた。シンプルに乾いてきて水たまりに入る個体も散見された」(ハエ目ハルカさん)
ヤマトオサガニ、外にいるとこんな感じ
水たまりに入ったヤマトオサガニはしばらく浸っていたため、撮影はしやすかったそう。
水たまりにいる個体も、近づけば逃げていったので、「水たまりから出した眼でしっかりとこちらを見ている模様」とハエ目さん。安心して貰えるように、しゃがんで望遠レンズを使用し撮影したという。
ばっちり見てた
「可愛すぎる。キュンとした。
海にいるカニとは眼のつき方が違うため、住む場所によって眼にも特徴が分かれていて、干潟のカニには有用な眼のつき方だなぁと思った」(ハエ目ハルカさん)
カニのユニークな生態を捉えた写真に、X上では2万6000件を超える「いいね」(15日夜時点)のほか、こんな反応が寄せられている。
「これはなんか可愛いなぁ」
「潜水艦のアレみたいw」
「まるで忍者ですね!」
「なんかスポンジボブっぽい」
「ピクミンでみた!」