人手不足が深刻な介護業界で、辞めたくもなるようなひどいエピソードが寄せられた。東京都に住む40代後半の女性(年収250万円)は昨年11月、特別養護老人ホームに生活相談員兼介護支援専門員として入社。ところが
「入社初日から、モラルハラスメント、パワーハラスメントなど、ありとあらゆるハラスメントを事務所職員、法人本部職員一丸となってされてきた」
と振り返る。いったい何があったのだろうか。(文:林加奈)
公休ですら「明日休むの?」と嫌味を言われる
女性は入社初日に起きたことを次のように明かした。
「業務について教えてもらえずほったらかし。同僚ケアマネは『記録読んで』。 施設長筆頭に、事務所職員は『生活相談員の仕事知らない。パソコン見て』。マニュアルもなければ引き継ぎ書もない。業務をしながら覚えてといつの時代?という仕事のふり方」
入社初日から仕事を教えてもらえなかった女性。それでも当初は「期待している」と言われていたが、休みも自由に取らせてもらえない状況になっていった。理由について女性は、自分だけが独身だからだと推察する。
「私以外は既婚者であることから『既婚マウント』をとり、彼女たちの休み優先。勤務表は、希望出さなければ土日は全て勤務。連休はほぼなし。『利用者ファースト』というが実際には事務員ファーストで、希望休暇の変更当たり前、公休ですら、『明日休むの?』の嫌味」
というから、人間関係も相当悪かったことがわかる。他にも
「残業代未払い、かさみにかさんで、4か月で10万に膨れ上がるわ、売上あがらないのはお前が悪い(と責められた)。介護報酬改定の件の勉強不足を過剰に指摘、教えてくれない。入居者の骨折の責任等々、何でも責任なすりつけに心身ボロボロになった」
と明かしている。女性がその後、退職したのかどうかは明記されていない。しかし、これだけ雰囲気の悪い職場で長く勤務を続けるのは難しいのではないだろうか。
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