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【8/12~8/18の運勢】8月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

2024年08月13日 21:00  isuta

isuta

isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。

2024年下半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡

今週の星座占いを全文読みたい方はこちらをタップ 今週のおひつじ座の運勢

おひつじ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

陳腐の味わい

今週のおひつじ座は、あえて陳腐であることと向き合っていこうとするような星回り。

『人生は陳腐なるかな走馬灯』(高浜虚子)という句のごとし。

夢破れたり、戦いに負けたり、孤独に陥ったり、そういう誰しもが経験するであろうありきたりな出来事も、実際に身をもって経験してみると、そこには単に「つまらない」と簡単に切り捨てられないような深い味わいが出てくるものなのではないでしょうか。

あなたもまた、泥沼のなかの殴り合いのような不毛な戦いから脱け出していけるかということがおのずとテーマになっていくでしょう。

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おうし座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

空気の自然な漏れだし

今週のおうし座は、みずからを取りこもうとする怪しい霧をエイヤっと切り裂いていこうとするような星回り。

言いしれぬ恐怖がひたひたと心の平衡を侵していく感覚というのは、いったん感じ始めるとなかなかそれを食い止めるのに難儀するものですが、『何かが道をやってくる』という小説の主人公で、13歳になったばかりの2人の少年ウィルとジムにとってのそれは、ある日町にやってきたサーカス一座でした。

もう少しで怪しい霧に飲みこまれそうになっていた彼らは、間一髪のところで危機を逃れます。そうして恐怖を一掃する原動力となった魔法の秘密は、じつは誰もが簡単にできる何気ない“振る舞い”にあり、ただ大人になるといつの間にかその回数も減っていき、何より思いきりしなくなってしまうものでもありました。

あなたもまた、もし心当たりが出てきたら、身近なところで思い切って試してみるといいでしょう。

続きはこちらから 今週のふたご座の運勢

ふたご座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

玉ねぎと砂肝

今週のふたご座は、何でもないようなことほど重く、逆に重たいことは軽く扱っていくような星回り。

『八月やわが砂肝のよわらかむ』(田中裕明)という句のごとし。

作者は白血病を発症しており掲句も発症後の句ですから、この砂肝という比喩は、「こうしてまた痩せてしまうと、鶏ガラのような姿で周りを心配させてしまうな」といった素直に語れない本音の部分を、ある種のユーモアでくるんだ結果、出てきたものなのかも知れません。

あなたもまた、人は自分ひとりだけで生きているのでは決してないがゆえに、時にこうしたユーモアや配慮のようなものも必要となっていくはず。

続きはこちらから 今週のかに座の運勢

かに座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

懐かしくも新しい感じを胸に

今週のかに座は、井戸で汲んできた水のようにひんやりと心地いい塩梅で、人や自分を思いやっていこうとするような星回り。

しばしば炎に例えられる「怒り」と同じ様、誰かを恋慕う「好き」という感情もまた互いに熱く燃え上がるものとして、その激しさや勢いが「火」のイメージに託されがちです。

しかし、林芙美子が若い貧乏夫婦の日常を描いた『魚の序文』という小説では、「結婚して苔に湧く水のような愛情を、僕達夫婦は言わず語らず感じあっていた」と書いて、男女間の愛情を穏やかな「水」のイメージに託しています。

あなたもまた、激しく盛り上がるだけが愛ではない。もっと穏やかで、ささやかな愛の消息を敏感にかぎつけていきたいところです。

続きはこちらから 今週のしし座の運勢

しし座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

素足の自分へ

今週のしし座は、身も心も軽くなって素直になっていこうとするような星回り。

『夏河を越すうれしさよ手に草履』(与謝蕪村)という句のごとし。真夏の暑いさなか、目当ての村に向かって歩いていると、目の前に小さな清流が出てきたので、橋があるかなど気にもとめず、一気に川をわたっていったのでしょう。

この時の爽快感というのは、おそらく身体的な快適さというだけでなく、心の奥深くまで沁みとおっていくようなもので、文字通り身も心も洗われるようなものだったように思われます。

あなたもまた、今までついぞ超えられずにきた川を一つ越えていくつもりで過ごしてみるといいでしょう。

続きはこちらから 今週のおとめ座の運勢

おとめ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

現実を反転させる力

今週のおとめ座は、大いなる虚構の力をもって現実を引っ張り上げていこうとするような星回り。

身も心も倦怠感に襲われてすべてのやる気が起こらない…。もし今あなたがそんな状況にあって、この不活発な状態を反転させるエネルギーを欲しているのなら、セルバンテスの『ドン・キホーテ』のことを思い出されたい。

ドン・キホーテの冒険はそれ自体がひとつの妄想であり、狂気にすぎません。ただ、物語の言葉はときに登場人物を超えて、読者にとっても現実の社会とぶつかっていくための強力な武器となり、生きる糧にもなるのです。

あなたもまた、たとえ妄想であれ偽善であれ、少しでも自分の背中を押してくれるような会話や情報発信を心がけていくべし。

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てんびん座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

悪と誠実

今週のてんびん座は、自分なりの美学に対してひたすら誠実であろうとしていくような星回り。

『握りつぶすならその蝉殻を下さい』(大木あまり)という句のごとし。この句の主人公が向き合っているのは、セミの抜け殻を粗末にしている人ですが、それは具体的な誰か何かというよりも、抽象的な「悪」そのものと言っていいかも知れません。

何らかの目的をもって、ないし、手段をあやまって選択して悪をなすものには、掲句のように公然と、しずかに、抗議の言葉をぶつけていく。それが「誠実さ」というものなのではないでしょうか。

あなたもまた、言葉を荒げるのではなく、むしろ美しく言葉を使うことで自分にとって身近な「悪」と向き合っていくべし。

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さそり座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

重いふたを開ける

今週のさそり座は、自身の腹のうちに収めているものを整理したり、並べ替えたりしていくような星回り。

ありふれた家庭の冷蔵庫の写真が57軒も収められた潮田登久子の『冷蔵庫』という写真集では、見開き2ページの左側に扉の閉められた状態の冷蔵庫の写真が配され、右側には同じ冷蔵庫の扉があいた状態の写真が掲げられていました。

どこの家にもあるような冷蔵庫が、どのようなものを収容しているのかは、冷蔵庫がいかに配置され、家の中に溶け込んでいるのかという情報以上に、家族構成や職業から、家主の精神状態までじつに多くのことをこちらに教えてくれるように感じられたものでした。

あなたもまた、外に向けて何をまとい、いかに振る舞うかよりも、どんなものを、いかに心のうちに収めているかで、自分らしさを示していくべし。

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いて座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

祭礼と皮膚感覚

今週のいて座は、背中のつながりの先にあるものを思い出していくような星回り。

『水脈(みお)の果て炎天の墓碑を置きて去る』(金子兜太)という句のごとし。作者は25歳の時にサイパンを経て、トラックの夏島と呼ばれる島へと出征しましたが、その島では何人もの戦友が目の前で倒れたり、深刻な食糧難になって餓死する者が続出したのだとか。

ここに詠まれた「水脈」とは、死者たちへの離れがたい思いであると同時に、実在的なつながりだったのではないでしょうか。しかし、作者はあえて未練を断ちきった上で、死者たちのために生きようと決意し直したわけです。

あなたもまた、自分がその背に負っているの思いの深さやなまなましさを、少なからず実感していくことになるでしょう。

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やぎ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

はざまで揺れていく

今週のやぎ座は、シンプルに「哲学すること」を大切にしていこうとするような星回り。

山形県西川町出身の哲学者・山内志朗は、『わからないまま考える』に収録された「東京で溺れない哲学」というエッセイのなかで、都会というのは「一年中、吹雪が吹き荒れているようにしか感じられない」のだと述べ、そんな「都会に溺れていた」のだと自身の若かりし頃を振り返っています。

山内は「雪のごときものに埋もれて」いる自分自身を見出し、その背後にある自然のはたらきをはるかな起源へと遡っていくなかで、哲学とは「考えたことを書き、思ったことを話せばよい」というシンプルな結論に導かれていったのだそうです。

あなたもまた、いま自分はどんなものに埋もれているのか、そしてそれは、どこからやって来て、あなたをどんな風に苦しめ、そしてどこへと帰っていこうとしているのか、見届けていく思いで書いたり話したりしてみるといいでしょう。

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みずがめ座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

いい湯だな♪

今週のみずがめ座は、地に足のついた行動を通して平和を作り出していこうとするような星回り。

『終戦日妻子入れむと風呂洗ふ』(秋元不死男)という句のごとし。戦争に負けた。しかも講和ではなく無条件降伏である。

当時、その事実を受け入れること自体に抵抗をもってしまう人も少なくなかったはず。ただ嘆くばかりで時間をいたずらに無駄にしたり、誰か何かを憎んだりするよりも、みずから体を動かすことで守れるだけの「平和」を実感したかったのかも知れません。

あなたもまた、まずは自分の手の届く範囲内にしぼって、何を洗っていくべきか考えていきたいところです。

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うお座をイメージした女性のイラストillustration by ニシイズミユカ

ぽっぽー!

今週のうお座は、なつかしさとあこがれを込めて自身の幸福について語っていこうとするような星回り。

20世紀を過ぎてから、西洋世界で書き継がれてきた幸福論はぱたりと書かれなくなり、代わりに不幸論や苦悩論が盛んに書かれるようになりました。

その一方で、日本の寺山修司は同じ20世紀に著した『幸福論』の中で、「幸福の相場を下落させているのは、幸福自身ではなく、むしろ幸福という言葉を軽蔑している私たち自身にほかならない」と言い、さらに「幸福が終わったところからしか『幸福論』がはじまらないのだとしたら、それは何と不毛なものであることだろう」と喝破したのです。

あなたもまた、みずからに訪れた幸福や、これから掴み取りたい幸福について、縦横に語りあい、そのイメージをたおやかに広げていきたいところです。

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